サドベリバレイ校4

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サドベリバレイ校


 1968年にマサチューセッツ州のボストン近郊に設置された、「自由教育」を重んじた学校である。グリンバーグ夫妻を中心に、そして、これまでの学校教育に疑問を持つ親たちの協力もあって設立された。4歳から18歳まで200人の生徒がおり、それに対してスタッフは5名程度である。「人間が学ぶのは何故か、それは大人が人為的に計画的に働きかけるからではなく、そもそも子どもは「学ぶ意欲」をもって生まれるのであり、その意欲を阻害しなければ、必要なことはすべての子どもが学ぶし、更に社会で必要なことは、その属している社会に則して、人間は学んでいくものだ」という信念に貫かれ、それを文字通りに実行しているのがサドベリバレイ校の教育である。サドベリバレイ校では決められたカリキュラムは存在せず、学習内容は自分自身で決める。つまり、学校側の義務は全くないが、その分生徒にかかる責任の重みは増す。

サドベリバレイ校の特徴


 サドベリ・バレイ校の最大の特徴は、定型的な教育課程・過程をすべて否定していることである。学校が学校であるための要素として、教師・生徒(学級集団)・教育課程(カリキュラム)は不可欠のものであるが、サドベリ・バレイ校には、こうした要素が欠けている。教師・生徒は共にいるが、通常の教師-生徒の関係とは著しく異なっている。誰も授業に出席することを要請されず、また、試験も学年もない。生徒とスタッフはあらゆることに対して平等であり、互いにファーストネームで呼びあい、生徒とスタッフの関係は生徒同士の関係と容易には見分けがつかない。

グリーン・ヒルズ小学校


 長野にあるグリーン・ヒルズ小学校は、サドベリバレイ校をモデルにした学校である。 この学校の特質は主に2つあり、1つ目は、「すべてをみんなで決める」ということ、2つ目は、総合学習的な学び方を主軸にしている点である。企業の保養所だった建物を借りている所などが、昔の金持ちの別荘を借りているサドベリバレイ校と似ている。しかし、カリキュラムが組まれて、それにそって授業が行われることはサドベリバレイ校と異なる点である。

参考HP ・ http://blog.livedoor.jp/wakei_oot/archives/2005-08.html ・ http://www.asahi-net.or.jp/~fl5k-oot/kokukyo2010-2.pdf  

(投稿者:EX)


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