さっぽろ雪まつり

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2012年2月11日 (土) 11:28の版
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さっぽろ雪まつり 毎年2月に札幌市で開催される、雪像展示を中心とした冬の祭典。札幌市、(社)札幌観光協会、札幌市教育委員会、札幌商工会議所が主催し、さっぽろ雪まつり実行委員会が主管。前回(2010年)は、過去最高の243万人の観客を集めた。 1950年、戦後の暗いムードを払拭するイベントとして企画され、雪合戦、カーニバルなどと合わせて、地元の中学・高校生によって6基の雪像が製作されたことから始まった。53年には、初の大形雪像「昇天」(高さ15メートル)が製作され、55年からは自衛隊が参加して大規模な雪像が作られるようになった。その後、59年にテレビ、新聞で紹介されたことを契機に本州からの観光客も増え、日本有数の冬のイベントへと発展した。 72年には、札幌オリンピックとともに世界的に知られるようになり、74年以後、瀋陽、アルバータ州、ミュンヘン、シドニー、ポートランドなど海外からの参加者による雪像が製作され、国際的イベントとしても発展している。 この間、65年からは市民が自由に参加できる「市民の広場」が設けられるようになり、74年には、オイルショックのため雪を運搬するトラックのガソリンが不足し、雪像の中にドラム缶を入れて像を製作するなどの苦労もあった。 会場は、発足当初からの「大通公園」の他、第2会場として、65年から2005年までは「真駒内会場」、06年~08年は「サッポロさとらんど会場」、09年からは「つどーむ会場」を使用。1983年からは「すすきの会場」でも、氷像の展示を行っている。この他、90年~92年には市民の広場会場として「中島公園会場」が使用された。 2011年は、2月7日(月)から2月13日(日)の7日間を開催期間とし、大通会場146基、つどーむ会場26基、すすきの会場80基の計252基の雪像が製作された。雪像製作のための雪は、滝野霊園、里塚霊園、サッポロさとらんど、モエレ沼公園、石狩湾新港など札幌近郊から、5tトラック約6500台分が運搬される。 ( 葛西奈津子  フリーランスライター )

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2011」


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