埼玉県
出典: Jinkawiki
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概要
県庁所在地はさいたま市。県の花はサクラソウ。県の木はケヤキ。県の鳥はシラコバト。県の魚はムサシトミヨ。県の蝶はミドリシジミ。県のマスコットキャラクターはコバトン。 県章は16個の勾玉からなる。県民の日は11月14日。
地理
日本の中央部と北東部が接するところに関東平野がひらけており、埼玉県は関東平野の中央部から西方の山地にまたがっている。県の中央には秩父盆地が広がり、大地は東に向かって階段状に低くなっている。荒川や利根川が作った東部の沖積平野には大宮台地が広がっている。埼玉県には海に面していない内陸県である。東京都、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県、山梨県、長野県の7都県と接している。
成立
明治政府が政権を握ると、国家権力を中央に集中しようとして版籍奉還や廃藩置県を実施し、県域は浦和を県庁とする埼玉県と川越を県庁とする入間県の2つに整理された。その後幾度かの変遷を経て1876年にほぼ今の埼玉県域ができあがった。政府は地方自治の強化を目指し、1888年に市制、町村制を公布した。この結果、1908あった県内の町村は409に整理された。
経済
県の東部は東京大都市圏の一部として東京の影響を強く受け、住宅や工場が進出して都市化が進み、1960年代以降東京に集中する人口が埼玉県などに流入し、人口のドーナツ化現象を生んだ。東京から放射状に延びる交通路線に沿って人口が増加し、沿線には草加などの大規模団地が建設され、丘陵地にも鳩山ニュータウンなどの開発が進み、東部は東京のベッドタウンと化した。人口増加に合わせるように銀行やデパートが大宮を中心に進出し、南部に大きな商業中心地が形成された。かつて旧国鉄の操車場であった大宮駅の南は関東地区と県の中枢管理機能を持つ「さいたま新都心」としての開発が進み、これに関連して大宮、浦和、与野の3市が合併し「さいたま市」となり、政府機関が一部転移し、関東地方の政治の中心都市となっている。
産業
工業は川口の鋳物や秩父のセメントなどの軽工業が中心であったが、戦後は京浜工業地帯の北進で工業団地が整備され、工業団地が整備され、化学・電気機械・自動車などの内陸型の組立工業が立地した。農業は大都市に近いという利点を生かして、深谷のネギや狭山茶などの園芸農業、南部の養豚や養鶏、北部や西部での酪農などそれぞれ特化した。近年では日帰り観光農園などが各地に生まれている。
出来事
471年 稲荷山古墳出土の鉄剣が作られる
861年 武蔵国に検非違使を置く
1814年 伊能忠敬ら秩父地方を測量
1819年 塙保己一が「群書類従」をつくる
1868年 版籍奉還が行われ、浦和県が置かれる
1871年 廃藩置県が行われ、埼玉県と入間県が置かれる
1873年 入間県が熊谷県になる
1876年 熊谷県を廃し、現在の埼玉県の県域が確定する
1884年 秩父事件が起こる
1928年 県内最初の普通選挙が行われる
1947年 公選県知事選挙が始まる
1967年 埼玉国体が開催される
1978年 西武ライオンズが誕生する
1979年 テレビ埼玉の放送開始
1986年 さいたま博覧会が開かれる
2001年 浦和、大宮、与野の3市が合併してさいたま市となる
参考文献
- 図解雑学日本の地理 三浦軍三 2003年 ナツメ社
- われらの郷土埼玉県 「われらの郷土埼玉県」編集委員会 2002年 中央社
ハンドル名 イヌ