フランス
出典: Jinkawiki
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引用 『はじめて学ぶフランス──関西学院大学講義「総合コースフランス研究」より』 関谷一彦、細身和志、山上浩嗣 編著 | 引用 『はじめて学ぶフランス──関西学院大学講義「総合コースフランス研究」より』 関谷一彦、細身和志、山上浩嗣 編著 | ||
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『現代フランスを知るための36章』 梅本洋一、木下長宏、大里俊晴 編 | 『現代フランスを知るための36章』 梅本洋一、木下長宏、大里俊晴 編 |
2012年8月9日 (木) 12:18の版
フランスは、西ヨーロッパ西部に位置する共和制国家である。 北東にベルギー、東にドイツ、スイス、南東にイタリア、南西にアンドラ、スペインと国境を接し、西は大西洋に、南は地中海に面する。また、北海のドーバー海峡を隔てて北西にイギリスが存在する。海外領土でもオランダ、スリナム、ブラジルと陸上国境を接する。首都はパリ。欧州連合加盟国。国連安保理常任理事国。
ヨーロッパ連合(EU)の歴史的創立メンバーの1国であり、特に隣国ドイツとの経済的・社会的統合を推進している。フランスの金融政策はフランクフルトのヨーロッパ中央銀行で決定され、ナポレオン1世の時代以来使用されていたフランスの通貨フランは、1999年のヨーロッパ通貨統合への参加により2002年始めに完全にユーロに切り替わった。
フランスの気候は大陸性、海洋性、地中海性の気候区に分割される。海洋性気候は国土の西部で見られる。気温の年較差、日較差とも小さい。気候は冷涼であるが、寒くなることはない。国土を東に移動するにつれて気候は大陸性となっていき、気温の年較差、日較差が拡大していくと同時に降水量が上昇していく。本来の大陸性気候は東ヨーロッパ、つまりポーランドやルーマニアが西の限界であるが、フランス東部の高地、特にアルプス山脈の影響によって、大陸性気候が生じている。地中海性気候は国土の南岸で際立つ。気温の年間における変動は3種類の気候区のうち最も大きい。降水量は年間を通じて少ない。
日本では、フランスはファッションや美術、料理など、文化的に高い評価を受ける国として有名であり、毎年多数の日本人観光客が高級ブランドや美術館巡り、グルメツアーなどを目的にフランスを訪れている。また、音楽、美術、料理を学ぶためにフランスに渡る日本人も多く、在仏日本人は3万5千人に及ぶ。
フランスの国土は西ヨーロッパに位置する本土のほか、地中海に浮かぶコルシカ島、南米のフランス領ギアナ、カリブ海のマルティニーク、グアドループ、インド洋のレユニオンといった4海外県、さらにはニューカレドニアやフランス領ポリネシアなどオセアニアの属領をも含む。その面積は西ヨーロッパ最大であり、可住地の広さは日本のおよそ3.5倍にも達する。本土の形状はだいたい六角形の形を成しており、これはフランスの公用語であるフランス語にも影響し、六角形を意味する"l'Hexagone"が「フランス本土」を意味する。
引用 『はじめて学ぶフランス──関西学院大学講義「総合コースフランス研究」より』 関谷一彦、細身和志、山上浩嗣 編著
『現代フランスを知るための36章』 梅本洋一、木下長宏、大里俊晴 編