日本の主な原発事故

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日本の主な原発事故

1973年3月、美浜原発核燃料破損事故

美浜一号炉において発生した核燃料棒が折損する事故。関西電力はこの事故を公表せず秘匿していたが、内部告発によって明らかになった。


1974年9月、原子力船「むつ」の放射線漏れ事故

遮蔽リングの設計ミスにより、北太平洋航行中に放射線(中性子)漏れを観測する。


1978年11月、福島第一臨界事故

日本で最初の臨界事故とされる。しかし、公表されたのは事故発生から29年後の2007年3月22日だった。事故は、戻り弁の操作ミスで制御棒5本が抜け、午前3時から10時半までの7時間半臨界が続いたとされる。


1989年1月、福島第二金属粉が原子炉へ流入事故

3号機の原子炉再循環ポンプ内部が壊れ、炉心に多量の金属片等が流出、長期にわたって発電所を停止に追い込んだ事故。


1990年9月、福島第一臨界事故

主蒸気隔離弁を止めるピンが壊れた結果、原子炉圧力が上昇して「中性子束高」の信号により自動停止した。


1991年2月、美浜2号炉で冷却水漏洩事故

2号機の蒸気発生器の伝熱管1本が破断し、原子炉が自動停止、緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動した事故。55トンの一次冷却水が漏洩した。


1991年4月、浜岡、誤信号による給水減少

誤信号により原子炉給水量が減少し、原子炉が自動停止した。


1995年12月、敦賀もんじゅ、ナトリウム漏れ事故

2次主冷却系の温度計の鞘が折れ、ナトリウムが漏洩し燃焼した。


1997年3月、東海再処理工場火災、爆発事故

低レベル放射性物質をアスファルト固化する施設で火災発生、爆発。


1998年2月、福島34本の制御棒抜け事故

第4号機の定期検査中、137本の制御棒のうちの34本が50分間、全体の25分の1(1ノッチ約15cm)抜けた。


1999年6月、志賀1号炉で臨界事故

日本で2番目の臨界事故とされる。 定期点検中に沸騰水型原子炉 (BWR) の弁操作の誤りで炉内の圧力が上昇し3本の制御棒が抜け、臨界が15分間続いた。臨界になる主な原因は、点検前にスクラム用の窒素を全ての弁で抜いてあったというミスと、マニュアルで弁操作が開閉逆だったためといわれている。所長も参加する所内幹部会議で隠蔽が決定され、運転日誌への記載も本社への報告も無かったとされるが、2007年3月公表。


1999年9月、JCO臨界事故

核燃料加工施設、株式会社JCOが起こした日本で3番目の臨界事故。作業員2名が死亡という、日本国内で初めて事故被曝による死亡者を出した。


2004年8月、美浜3号機のタービン用配管破損事故

2次冷却系のタービン発電機付近の配管破損により高温高圧の水蒸気が多量に噴出。逃げ遅れた作業員5名が熱傷で死亡。


2007年7月、柏崎、変圧器の火災事故

新潟県中越沖地震により、外部電源用の油冷式変圧器が火災を起こし、微量の放射性物質の漏洩が検出された。また、震災後の高波によって敷地内が冠水し、使用済み核燃料棒プールの冷却水が一部流失した。


2010年6月、福島第一水位低下事故

水位低下事故。3号機プルサーマルのためMOX燃料を導入しようとした矢先、2号機で水位低下する事故が発生。制御板補修工事のミスがあったが、電源停止により冷却系ファンの停止を招き、緊急自動停止した。電源停止により水位が2m低下した。燃料棒露出まで40cm(単純計算で6分)であった。


2011年3月、福島第二原子力発電所事故

東日本大震災による地震・津波で3本の送電系統のうち2本を喪失、津波の影響で海水ポンプとその電源が水没し原子炉の冷却機能が喪失し、一時不全状態に陥った事故。総延長9kmケーブルを使って、仮設電源につなぎ、機能を回復。冷温停止に成功した。原子力安全・保安院は2011年3月18日にINESレベル3であるとの暫定評価を下した。


2011年3月、福島第一原子力発電所炉心溶融・水素爆発事故

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、東京電力福島第一原子力発電所ではすべての電源を失い、圧力容器内の水位が低下し炉心が高温になる。非常用電源も故障で緊急炉心冷却システムも作動せず、水蒸気爆発の可能性が高まった。燃料棒も一部溶解。日本初となる原子力緊急事態宣言が発令され、周辺半径20kmの住民には避難指示が出された。


参考 【発電と原子力】いまさら聞けない原発の基礎知識 発電小町

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