貧困問題

出典: Jinkawiki

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2013年8月8日 (木) 12:40の版
Bunkyo-studen2008 (ノート | 投稿記録)

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貧困とは、一般に低所得・低消費の生活状態であって、低所得のために生活必需品の欠乏をきたし、物質的ならびに社会・文化的な一定の生活水準以下に陥っている状態をさす。 国際的にみると、一般的には南の国々の貧困が論じられる。 発展途上国において5才になる前に命を落とす子どもの数は、1年間で1044万人です。 1000人子どもが生まれて、そのうちの87人が5才になる前に死んでいます。 先進諸国では1年で6万人、1000人のうち6人です。1年間で1044万人、計算すると「3秒に1人」ということになります。 子どもが命を落とす原因はさまざまですが、その多くは栄養失調による病気など、貧困によるものです。 サハラ以南のアフリカ諸国では、1000人のうち175人が、5才になるまでに命を落としています。


現在、世界の食料は余剰しています。地球上すべての人々が毎日3500キロカロリーを摂取するのに充分な、小麦、コメその他の穀物が生産されています。 しかもこれには野菜や豆、果物、肉類、魚などは含んでいません。問題は、貧しい人たちが手に入れることのできる食料がないということです。 そういう人々が住む国でさえ、国全体では国民すべてが食べるのに充分な食料はあります。  しかし、そこで生産された食料が人々のお腹を満たすよりも輸出に回されたり、また、国内で生産できる食料についても欧米各国の農産品を無理やり安く輸入させられるがために国内の農家が打撃を受けることで、彼らの収入が絶たれることが、多くの飢えの原因となっています

。 アフリカの食糧不足を解決するためには紛争地域における政治の安定化、緑化の促進、加工・貯蔵施設や輸送システムの整備、そして最も重要なものに先進国の理解が必要とされる。 これらの問題は、アフリカ大陸内だけでは解決できないのである。 食糧が自給できなければ、不足分を海外からの輸入か援助に依存するしかないが、外貨が常に不足しているアフリカでは、輸入よりも援助に頼らざるを得ないのが現状である。


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