在日米軍
出典: Jinkawiki
2013年8月8日 (木) 15:32の版 Bunkyo-studen2008 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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=== 在日米空軍 === | === 在日米空軍 === | ||
- | 日本に配備されている米空軍部隊は、第5空軍と呼ばれる。司令部は横田空軍基地(東京)にあり、横田基地の第374空輸航空団、三沢基地の第35戦闘航空団、嘉手納基地の第18航空団を指揮下に置く。横田の第374空輸航空団の主力はC-130輸送機約10機で、横田は空輸のハブ基地として使用されている。自衛隊との共同使用施である三択基地では36機のF-16ファイティング・ファルコンを配備し、特に敵の対空ミサイル基地や対空砲レーダー基地を制圧するための任務(SEAD)を負っている | + | 日本に配備されている米空軍部隊は、第5空軍と呼ばれる。司令部は横田空軍基地(東京)にあり、横田基地の第374空輸航空団、三沢基地の第35戦闘航空団、嘉手納基地の第18航空団を指揮下に置く。横田の第374空輸航空団の主力はC-130輸送機約10機で、横田は空輸のハブ基地として使用されている。自衛隊との共同使用施である三択基地では36機のF-16ファイティング・ファルコンを配備し、特に敵の対空ミサイル基地や対空砲レーダー基地を制圧するための任務(SEAD)を負っている。 |
=== 在日米海兵隊 === | === 在日米海兵隊 === | ||
在日米海兵隊の大半(約85%)は沖縄に駐留しており、その主力は第3海兵遠征軍(III MEF)である。海兵隊の戦闘部隊は、歩兵・砲兵などの地上戦闘部隊、攻撃機・輸送機などの航空戦闘部隊、補給・医療などの役務支援部隊、そして司令部部隊の4つの要素により構成される。III MEFの司令部は沖縄のキャンプ・コートニーにある。 | 在日米海兵隊の大半(約85%)は沖縄に駐留しており、その主力は第3海兵遠征軍(III MEF)である。海兵隊の戦闘部隊は、歩兵・砲兵などの地上戦闘部隊、攻撃機・輸送機などの航空戦闘部隊、補給・医療などの役務支援部隊、そして司令部部隊の4つの要素により構成される。III MEFの司令部は沖縄のキャンプ・コートニーにある。 | ||
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+ | == 参考資料 == | ||
+ | 梅林宏道「在日米軍」、岩波新書、2002年 | ||
+ | 外交防衛課(福田毅)「米軍の変革と在日米軍の再編」http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/0455.pdf | ||
+ | 防衛省・自衛隊「在日米軍施設・区域別一覧」http://www.mod.go.jp/j/approach/zaibeigun/us_sisetsu/sennyousisetuitirann.html |
最新版
在日米軍(United State Forces Japan、略称USFJ)とは日本に駐留するアメリカ軍である。
目次 |
概要
在日米軍は、第二次世界大戦後のGHQの指令によって誕生した。1945年9月2日、GHQは日本の陸海軍の解体を命令し、それによって日本軍の武装解除とともに、軍事基地はすべて米軍(占領軍)に接収された。1951年9月8日、サンフランシスコ条約に署名し日本が再び独立国となるとともに、「日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約」(旧安保条約)という軍事条約を結んだ。この条約により、占領軍は在日米軍として日本における平時駐留の権限を得、同条3条に基づく「行政協定」によって「施設及び区域」の使用が許されることになった。この旧安保条約には欠陥が多くあったため、1960年1月に「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」(日米安保条約)に改定された。現在は、この日米安保条約に基づき米軍は日本に恒常的に駐留している。
2001年1月現在の在日米軍の兵力は陸軍1,757名(本土925名、沖縄832名)、海軍18,217名(陸上5,449名、洋上12,768名)、空軍13,392名(本土6,584名、沖縄6,808名)、海兵隊18,212名(本土2,712名、沖縄15,500名)の計51,578名である。
2013年1月1日現在の在日米軍の施設・区域は132ヶ所であり、うち33ヶ所が沖縄にある。土地面積では1,027,092 千m²のうち沖縄は231,761 千m²であり、約5分の1を占めている。
軍種
在日米陸軍
主な指令部はキャンプ座間(神奈川)にある第9戦域陸軍司令部(9th TAACOM)であり、太平洋軍への兵站支援に加え、朝鮮有事勃発時の増援部隊への兵站支援を任務としており、相模補給廠(神奈川)や秋月弾薬廠(広島)等の物資貯蔵施設も管理している。
在日米海軍
主な戦力はUSSブルー・リッジを旗艦とする第7艦隊である。横須賀海軍基地(神奈川)に10隻、佐世保海軍基地(長崎)に7隻の艦艇が配備されており、横須賀の艦艇は、キティ・ホークを中心に第5空母群(キティ・ホーク攻撃群)を編成する。。佐世保の水陸両用艦部隊は、在沖海兵隊部隊の紛争地への輸送を主任務としている。
在日米空軍
日本に配備されている米空軍部隊は、第5空軍と呼ばれる。司令部は横田空軍基地(東京)にあり、横田基地の第374空輸航空団、三沢基地の第35戦闘航空団、嘉手納基地の第18航空団を指揮下に置く。横田の第374空輸航空団の主力はC-130輸送機約10機で、横田は空輸のハブ基地として使用されている。自衛隊との共同使用施である三択基地では36機のF-16ファイティング・ファルコンを配備し、特に敵の対空ミサイル基地や対空砲レーダー基地を制圧するための任務(SEAD)を負っている。
在日米海兵隊
在日米海兵隊の大半(約85%)は沖縄に駐留しており、その主力は第3海兵遠征軍(III MEF)である。海兵隊の戦闘部隊は、歩兵・砲兵などの地上戦闘部隊、攻撃機・輸送機などの航空戦闘部隊、補給・医療などの役務支援部隊、そして司令部部隊の4つの要素により構成される。III MEFの司令部は沖縄のキャンプ・コートニーにある。
参考資料
梅林宏道「在日米軍」、岩波新書、2002年 外交防衛課(福田毅)「米軍の変革と在日米軍の再編」http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/0455.pdf 防衛省・自衛隊「在日米軍施設・区域別一覧」http://www.mod.go.jp/j/approach/zaibeigun/us_sisetsu/sennyousisetuitirann.html