台湾

出典: Jinkawiki

(版間での差分)
2014年7月24日 (木) 23:15の版
Bunkyo-studen2008 (ノート | 投稿記録)

← 前の差分へ
最新版
Bunkyo-studen2008 (ノート | 投稿記録)


最新版

(英語)Taiwan

(国号)中華民国

(首都)台北市

(面積)約36,000㎢(台湾本島および周辺の島嶼)

(政治体制)三民主義(民族独立、民権伸長、民生安定)に基づく民主共和制。五権分立(行政、立法、監察、司法、考試)


アジア大陸の東南沿海、太平洋の西岸に位置する島嶼。

九州ほどの面積に3,000m級の山々が連なり、サンゴ礁の海が広がる変化に富んだ自然景観。亜熱帯に属し一年を通して温暖。


台湾は自らを「中華民国という国家である」と主張しているが、中国は「台湾は中華人民共和国の一部にすぎない」としている。

日本とアメリカは正式には台湾(中華民国)を国とは認めていないが、事実上は一国と同じ扱いで貿易等の交流がある。


目次

台湾(中華民国)成立の背景

1911年 辛亥革命

1912年 中華民国が成立、孫文が臨時大統領に就任

1925年 孫文の死去、中華民国は蒋介石が率いる国民党が支配

     毛沢東率いる共産党と対立(内戦状態)

1937~1945年 日中戦争から第二次世界大戦の間は、国民党と共産党が協力して日本と戦った

1946年 国民党と共産党の争いが再燃

1949年 共産党による中華人民共和国が成立、蒋介石は国民党と共に台湾へ敗走

     台湾に逃れた国民党は一党独裁で統治

1975年 蒋介石の死去

1988年 李登輝が総統に就任、台湾の民主化を進める

      中国大陸を取り戻すのではなく台湾として独立することを目指して中国本島(共産党)との内戦を終結宣言。

      台湾は共産党が大陸を統治することを認めた。

2008年 中国との関係を重視する国民党の馬英九が総統に就任、自由に交流できるように「三通(通商、通航、通便)」を容認、

      中国と台湾は経済的に友好的になってきている。


日本との関係

 日清戦争で勝利した日本の領土となったが、第二次世界大戦の敗戦で日本は撤退した。

 現在は、友好関係にあり、活発な貿易を行っている。日本は台湾の輸入相手国として1位、輸出相手国としては5位であった(2013年実績)。

 日本の主な輸出品目は、電子・電気機械化学品、基本金属およびその製品、主な輸入品目は、電子・電気機械、基本金属およびその製品、プラスチック・ゴムおよびその製品


台湾の国家公園

 台湾は自然観光資源に恵まれた国で、八つの国家公園がある。

 ・陽明山国家公園:台北市街に隣接し、大屯火山群からなっている国定公園

 ・雪覇国家公園:新竹県、苗栗県にまたがる雪山山脈

 ・太魯閣国家公園:台湾の南端に位置する台湾原住民のタロコの村。石器や陶器が出土

 ・玉山国家公園:台湾中央部にある東北アジアの最高峰の山脈。標高3,952メートル

 ・懇丁国家公園:百萬年以上に及ぶ地殼運動作用により陸地が海洋による侵食を受け、珊瑚礁、海蝕地形、絶壁など大変めずらしい地形。南湾、龍鑾潭、貓鼻頭、関山、白砂湾、後壁湖、萬里桐、鵝鑾鼻公園、社頂自然公園は園内の主な観光スポットとなっている。

 ・金門国家:戦地文化が色濃く残る自由の聖地。背後に澎湖、台湾本島をひかえた太平洋上に浮かぶ反共の防波堤

 ・東沙環礁国家公園:南海の北端の東沙島に位置し、珊瑚の貝殻が自然に積み上げられた白い砂浜が特徴

 ・台江国家公園:園内を流れる七股渓、曾文渓、鹿耳門渓、鹽水渓の四本の渓流は、総面積4,905ヘクタールに及ぶ世界的な規模の湿地を形成

国旗の意味

「晴天白日満地紅旗」と呼ばれ、青・赤・白の3色で構成され、孫文の三民主義思想(民族の独立、民権の伸長、民生の安定)に由来、青は民権主義と同時に自由を、赤は民族主義と同時に革命に身をささげた人々の血と友愛を、白は民生主義と同時に平等をそれぞれ表しているといわれています。


参考文献

・国際問題がわかる!世界地図の読み方(2010年12月 小学館 著者 池上彰)

・池上彰の学べるニュース(2010年12月 海竜社 著者 池上彰)

・JETRO(日本貿易振興機構)

・台湾観光サイト:http://jp.taiwan.net.tw/


  人間科学大事典

    ---50音の分類リンク---
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                          
                  
          

  構成