新約聖書

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新約聖書

目次

概要

「新約聖書」は、紀元前一世紀から二世紀中ごろにかけて書かれた、イエス・キリストによる救いの事蹟と、イエス亡き後の弟子たちの布教の様子、教義の確立過程などを描いている。ヤハウェ神(旧約聖書から引き継いだ絶対神)の子であり、神格ももつイエスの愛と恵みによる人間救済がテーマとなっている。「新約」とは、「旧約」に対して新たに更新された「契約」という意味。


旧約聖書との関連

書物としては別のものである両書だが、「新約聖書」の中には「旧約聖書」からの多くの引用が見られる。このようなことから両書の関係(新約が旧約から受けた影響)は非常に深いものであるといえる。「旧約」に対して「新約」と表記されるのは、ユダヤ教の経典であった旧約聖書に対して神とイエスとの新しい契約を強調するためである。


新約聖書の教え

新約聖書にはいくつかの主要な教えがある。

①心を尽くして愛しなさい

②自分を愛するようにあなたの隣人を愛しなさい

③この世での報いを求めず、神の国に富を積みなさい

④この世では幼子のように自分を低くしなさい

⑤神の力を疑ってはなりません

これらのものはイエスの教えのエッセンスとも言えるもので、これが新約聖書のすべてでは無いが信仰の大きな根幹部分になっているといえる。 新約聖書の中には、人が高慢になることを戒め、④のような教え諭す表現が随所にみられる。この教えは今日における科学万能主義を戒める言葉として受け取れる。


新約聖書の役割

ユダヤ教の経典であった旧約聖書に対して、世界宗教であるキリスト教の経典としての新約聖書が信徒に与える影響は計り知れない。信徒が世界中に存在するようになった今日ではその解釈を巡って多くの議論が交わされている。賛成意見も反対意見も多々あるが、そのような議 論が交わされることが新約聖書に対する解釈を深めることにつながり、ひいてはキリスト教の信仰を深めることにもつながる。新約聖書は書かれてから何世紀を経た今日においても信徒のみならず世界に対して大きな役割を担っている。


参考

http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/NewTestament01.html

http://bible.yokota-church.info/beginner/old-new.html

[taro]


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