ファーマーズ・マーケット

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現代の食とアグリビジネス 大塚茂 有斐閣選書 現代の食とアグリビジネス 大塚茂 有斐閣選書
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2015年7月31日 (金) 23:18の版

ファーマーズマーケット

広場や公園、歩行者天国などの公共空間で農業生産者が消費者に直接販売する市のことである。農業生産者が消費者に直接販売すること自体は新しいことではなく、むしろ最も古くから世界中で行われてきた販売形態である。近年、日本などの多くの国々で巨大小売チェーンの進出により、減少傾向にあった。しかし、アメリカやイギリスなどではファーマーズマーケットが再び増えている。アメリカ農務省によれば、1994年から2002年までの間に79%の増加率でファーマーズマーケットが増加し、3100か所以上になった。また、イギリスでは1990年代中頃にファーマーズマーケットがほとんど無かったが、2000年頃には270か所以上に拡大した。

ファーマーズマーケットの魅力

ファーマーズマーケットは消費者、生産者の両方にとって魅力的である。まず、消費者にとってのメリットは地元産の新鮮な農産物を手にできることである。スーパーマーケットやコンビニエンスストアで主流となっている大規模工場においての製造、出荷の場合は農産物がどのように管理されているのか分かりにくいため、消費者は不安を抱えることがある。対して、生産者にとっての魅力は自ら直接市場に参入できることである。価格や数量、規格などを生産者が決めて販売ができる。これは小規模農家にとって大変重要であり、あめりかでは約2万の農業経営がファーマーズマーケットだけで収入を得ている。 このように、ファーマーズマーケットは消費者と生産者の双方にとって魅力的であり、顔が見える市の開催は地域社会の貢献にも繋がっている。


参考文献

現代の食とアグリビジネス 大塚茂 有斐閣選書

HN:じょー


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