オランダの教育4
出典: Jinkawiki
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2、理念の自由 宗教色を出しても、他のことで特徴を出しても良い。 | 2、理念の自由 宗教色を出しても、他のことで特徴を出しても良い。 | ||
3、教育方法の自由 教育内容、教材の裁量権が自由。 | 3、教育方法の自由 教育内容、教材の裁量権が自由。 | ||
- | など、「教育の自由の伝統」がある。 | + | など、教育の自由の伝統」がある。 |
また、オランダの学校全体の 4 分の 3 以上は私立の学校であるが、公立も私立も国の援助はまったく一緒である。学区はなく、保護者と子は自分の行きたい学校を自由に選ぶことができる。 | また、オランダの学校全体の 4 分の 3 以上は私立の学校であるが、公立も私立も国の援助はまったく一緒である。学区はなく、保護者と子は自分の行きたい学校を自由に選ぶことができる。 | ||
義務教育は5 歳から16歳までの12年間である。16歳までの授業料は無料で、保護者はPTA会費のみの負担である。たいていの子は4 歳になった誕生日の日から学校へ行くことができる。中等教育のレベルでは,教科書や教材を保護者が負担しなければならない。 | 義務教育は5 歳から16歳までの12年間である。16歳までの授業料は無料で、保護者はPTA会費のみの負担である。たいていの子は4 歳になった誕生日の日から学校へ行くことができる。中等教育のレベルでは,教科書や教材を保護者が負担しなければならない。 |
2016年7月31日 (日) 20:01の版
目次 |
オランダの「教育の三つの自由」
オランダでは、憲法23条の中で「教育の三つの自由」が保障されている。 1、設立の自由 200人の子どもを集められれば、自分たちで学校を作ってもよい。 2、理念の自由 宗教色を出しても、他のことで特徴を出しても良い。 3、教育方法の自由 教育内容、教材の裁量権が自由。 など、教育の自由の伝統」がある。 また、オランダの学校全体の 4 分の 3 以上は私立の学校であるが、公立も私立も国の援助はまったく一緒である。学区はなく、保護者と子は自分の行きたい学校を自由に選ぶことができる。 義務教育は5 歳から16歳までの12年間である。16歳までの授業料は無料で、保護者はPTA会費のみの負担である。たいていの子は4 歳になった誕生日の日から学校へ行くことができる。中等教育のレベルでは,教科書や教材を保護者が負担しなければならない。
教育の多様性
公立学校の他に宗教・主義学校があり、保護者や子はプロテスタント系、カトリック系、イスラム系、中立系などの選択ができるようになっている。モンテッソーリ教育、シュタイナー教育、ダルトン教育、フレイネ教育、イエナプラン教育など実に多様性に富んでいる。まさに移民に対して寛容なオランダならではの教育制度になっている。
オランダの学校制度
オランダの子どもたちは、初等教育の終わる12歳(日本の小学6年生)にCITOテストという全国共通学力テストを受ける。2 月のはじめの 3 日間に受け,3 月にこの成績と普段の成績を加味して、保護者と子どもと教師の三者で今後の進路を決める。進む進路は,以下の3つに分かれる。12歳で将来の進路を決めるのは早いような気がするが、中等学校へ入学後 1 、2 年は「ブリッジクラス」といって、改めて進路を決定する仕組みになっている。たいていの学校は,VWOとHAVOがいっしょになった学校が多い。子どもの能力に応じて相互の学校を行き来することも可能である。
1、VWO(大学進学コース6 年間)大学への進学率は10%程度。 「アテネウム」「ギムナジウム」と呼ばれ、大学へ進むための準備をすることが目的である。 2、HAVO(高校一般教育=高等職業専門学校5 年間)さらにHBO(高等職業専門学校4 年間)へ 小学校教師や看護師、技術者など 3、VMBO(中等職業準備学校4 年間)さらにMBO(中等職業専門学校4 年間)へ 警察官や准看護師、美容師の資格など さらにLBO(初等実務中等学校4 年間)など
参考文献
リヒテルズ直子著「オランダの教育 多様性が一人ひとりの子供を育てる」(2004)平凡社