ハンガリー2

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・参考文献 ・参考文献
-① 『世界比較文化辞典』マクラミラン ランゲージハウス出版+① 『世界比較文化事典』マクラミラン ランゲージハウス出版
T.モリスン、W.A.コナウエイ、G.A.ボーデン著書、幾島幸子訳 T.モリスン、W.A.コナウエイ、G.A.ボーデン著書、幾島幸子訳
-② 『比較文化辞典』明石書店 出版+② 『比較文化事典』明石書店 出版
関東学院大学国際文化学部比較文化学科 編集 関東学院大学国際文化学部比較文化学科 編集

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「ハンガリー」とは

・地理

 北にスロバキア共和国、西にオーストリア、南にスロベニア、クロアチア、セルビアの旧ユーゴスラビア諸国(以上は旧オーストリア・ハンガリー帝国の領土)、東にルーマニアおよびウクライナの国々と国境を接する。ソ連崩壊後は、ロシアと共通の国境はない。首都ブデペストを通って南北に流れるドナウ川は、輸送路としても貴重。

・歴史

 オーストリア・ハンガリー帝国の統治下では、肥沃な国土を利用した農業を主要産業としてきた。だが第2次大戦後、ソ連の大工業化計画のもとで発展、現在では工業生産額がGNPの40%を占める。肥沃な土壌に加え、石炭、天然ガス、ボーキサイトなどの地下資源を産出する。  1980年代後半に東ヨーロッパ全体に広がった自由化の動きは、ハンガリーにも一大変革をもたらした。長期にわたって共産党政権の指導者の座にあったヤーノシュ・カダル書記長が1988年に解任され、共産党は社会党と改名したが、結局1990年の選挙で惨敗した。だが社会党は1994年に再び大勝利を収め、右派の自由民主同盟との連立政権が誕生した。

・政体

 複数政党制をとる共和制。議会は1院制。首相は政府の首長、大統領は国家元首と軍事最高司令官を兼任。この点、他のヨーロッパ諸国と異なり、大統領の地位は重要。かつてワルシャワ条約機構内でも繁栄を誇ったハンガリーは、共和党一党支配から民主国家への移行も比較的スムーズに進んでいる。

・言語

 少数民族(主にドイツ人、スロバキア人、ルーマニア人、ジプシーなど)を除き総人口の98%がマシャール語(ハンガリー語)を話す。

・宗教

 人口の63%がカトリック教徒、28%がプロテスタント各派。その他にもユダヤ教、ギリシャ正教など。

・人口統計

 人口は約1021万人。およそ62%が都市部に住む。

<文化的特徴>

・考え方

 一党支配の崩壊に伴い、人々の考え方もオープンになっている。だがビジネスマンの多くは、共産主義体制下に閉鎖的思考の教育を受けてきた。教育では主として経験主義的思考が訓練されるが、高度な教育を受けた者は抽象的思考の訓練も受けている。ハンガリー人は規則に厳密に従うより、特定の人間関係を優先する傾向にある。

・判断基準

 イデオロギーの要であった共産党が崩壊し、共産主義以外の考え方にも、門戸が開かれた。外部からの情報に接する機会が多い人ほど、主観的印象や感覚、党やグループのイデオロギーではなくて、客観的事実を判断の基本にする傾向が強い。意思、意見は率直に表現され、行動の自発性に価値がおかれる。 ・価値観


 共産主義体制の崩壊後、ハンガリーはそれ以外の価値観を受け入れ模索している最中で内部的には混乱も多々みられる。

・参考文献

① 『世界比較文化事典』マクラミラン ランゲージハウス出版 T.モリスン、W.A.コナウエイ、G.A.ボーデン著書、幾島幸子訳

② 『比較文化事典』明石書店 出版 関東学院大学国際文化学部比較文化学科 編集


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