認知症2
出典: Jinkawiki
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== 認知症とは== | == 認知症とは== | ||
認知症とは「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」をいう。 | 認知症とは「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」をいう。 | ||
- | つまり、後天的原因により生じる知能の障害である点で、知的障害(精神遅滞)とは異なる。今日、アメリカ精神医学会によるDSM-IVが、認知症の診断に最も用いられる診断基準である。 | + | つまり、後天的原因により生じる知能の障害である点で、知的障害(精神遅滞)とは異なる。今日、アメリカ精神医学会によるDSM-IVが、認知症の診断に最も用いられる診断基準となっている。 |
- | 各種の認知症性疾患ごとにその定義は異なりますが、共通する診断基準には以下の4項目がある。 | + | 各種の認知症性疾患ごとにその定義は異なるが、共通する診断基準には以下の4項目がある。 |
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+ | 1.多彩な認知欠損。記憶障害以外に、失語、失行、失認、遂行機能障害のうちのひとつ以上。 | ||
+ | 2.認知欠損は、その各々が社会的または職業的機能の著しい障害を引き起こし、病前の機能水準から著しく低下している。 | ||
+ | 3.認知欠損はせん妄の経過中にのみ現れるものではない。 | ||
+ | 4.痴呆症状が、原因である一般身体疾患の直接的な結果であるという証拠が必要。 |
2019年1月13日 (日) 14:28の版
認知症とは
認知症とは「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」をいう。 つまり、後天的原因により生じる知能の障害である点で、知的障害(精神遅滞)とは異なる。今日、アメリカ精神医学会によるDSM-IVが、認知症の診断に最も用いられる診断基準となっている。 各種の認知症性疾患ごとにその定義は異なるが、共通する診断基準には以下の4項目がある。
1.多彩な認知欠損。記憶障害以外に、失語、失行、失認、遂行機能障害のうちのひとつ以上。 2.認知欠損は、その各々が社会的または職業的機能の著しい障害を引き起こし、病前の機能水準から著しく低下している。 3.認知欠損はせん妄の経過中にのみ現れるものではない。 4.痴呆症状が、原因である一般身体疾患の直接的な結果であるという証拠が必要。