難民問題12
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天災・戦禍などによって、やむをえず住んでいる地を離れた人々や、人種・宗教・政治的意見の相違などによる迫害を避け、国外に逃れた人々のことである。 | 天災・戦禍などによって、やむをえず住んでいる地を離れた人々や、人種・宗教・政治的意見の相違などによる迫害を避け、国外に逃れた人々のことである。 | ||
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+ | == 難民の歴史 == | ||
+ | 難民問題が国際社会の問題として取りあげられるようになったのは、第一次世界大戦後、ロシア革命やトルコ帝国崩壊によって大量の難民が発生して以降である。第二次世界大戦後には、より大量かつ広範な地域で難民が発生し、国際社会は、設立間もない国連を中心に難民問題に取り組んだ。まず、1949年に中東のパレスチナ難民の救済を目的とした国連パレスチナ難民救済事業機関が設立され、続いて翌1950年には、国連難民高等弁務官事務所を設立した。1951年、より深刻化した難民問題に国際協力によって対処するために、「難民の地位に関する条約」が作成したが、この条約は、1951年1月1日以降に発生した難民には適用されないという問題を抱えており、1967年、条約を補足する「難民の地位に関する議定書」が採択された。この条約と議定書をあわせて、一般に「難民条約」と呼ばれている。 |
2019年1月19日 (土) 02:20の版
難民とは
天災・戦禍などによって、やむをえず住んでいる地を離れた人々や、人種・宗教・政治的意見の相違などによる迫害を避け、国外に逃れた人々のことである。
難民の歴史
難民問題が国際社会の問題として取りあげられるようになったのは、第一次世界大戦後、ロシア革命やトルコ帝国崩壊によって大量の難民が発生して以降である。第二次世界大戦後には、より大量かつ広範な地域で難民が発生し、国際社会は、設立間もない国連を中心に難民問題に取り組んだ。まず、1949年に中東のパレスチナ難民の救済を目的とした国連パレスチナ難民救済事業機関が設立され、続いて翌1950年には、国連難民高等弁務官事務所を設立した。1951年、より深刻化した難民問題に国際協力によって対処するために、「難民の地位に関する条約」が作成したが、この条約は、1951年1月1日以降に発生した難民には適用されないという問題を抱えており、1967年、条約を補足する「難民の地位に関する議定書」が採択された。この条約と議定書をあわせて、一般に「難民条約」と呼ばれている。