パリ協定3

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目次

パリ協定とは

パリ協定は、2020年以降の気候変動の問題に関してつくられた国際的な枠組みのことで、1997年につくられた京都議定書の後継にあたるものとなる。2015年パリにて、「国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)」が開催され、温室効果ガスを削減するにあたっての国際的な取り組みについて話し合われ合意された。そして2016年11月4日に発効された。


パリ協定の目標

パリ協定では、①世界の平均気温の上昇を産業革命より以前の時代と比べ、2℃より十分低い状態を保ち、1.5℃に抑えるよう努力をすること、②できるだけ迅速に世界の温室効果ガスの排出量を限界値から低減させ、21世紀後半では、温室効果ガスの排出量と吸収量がバランスをとれる状態にすることを長期目標として掲げている。


パリ協定の歴史

1992年に定められた「国連気候変動枠組条約」に基づいて、1995年以降国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)が開催された。そこでは、世界においての温室効果ガス削減に向け、さまざまな議論が行われた。それから1997年に採択された「京都議定書」に基づき、新たな枠組みをつくろうと取り組み始めた。2011年COPにて「すべての国が参加する新たな枠組み」に向けた作業部会の設置があり、2012年から作業部会での交渉が始まった。そうして4年ほど経過し、2015年フランスで行われたCOP21にて「パリ協定」が採択された。


パリ協定と日本

日本では、温室効果ガス削減の具体的な対策を掲げた「地球温暖化対策計画」の策定や、パリ協定の合意に向けての交渉の後押しとして、途上国を支援していく姿勢を示してきている。そのほかにも人材育成プロジェクトや地熱発電所の建設にも携わることで、途上国支援を行い、あらゆる場面で気候変動対策を行っている。


参考文献

経済産業省資源エネルギー庁 https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/ondankashoene/pariskyotei.html

外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol150/index.html

論座 https://webronza.asahi.com/science/articles/2015121700001.html

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