能
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+ | シテ方には5つの役割があり、その中の1つを専門に受け持つのではなく、それぞれの役割をその都度分担していく。 | ||
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+ | ''ツレ'' 主にシテの同伴者であるが、重要な |
2020年1月26日 (日) 16:19の版
能は、仮面をつけて演じる日本独特の歌舞劇である。ゆったりとした音楽とせりふ、極端に少ない動作が特徴である。
ルーツ
能の始まりは奈良時代に中国から伝わった「散楽」であったと言われている。散楽は歌や踊り、曲芸、手品などの娯楽で、平安から鎌倉時代にかけては物まねを中心とした「猿楽」に発展した。能は室町時代に活躍した観阿弥・世阿弥によって猿楽から生み出された。彼らは当時の流行であった「曲舞(くせまい)」などの音楽的要素を猿楽に取り入れ、歌と舞による仮面劇として完成させた。後に世阿弥は、『風姿花伝』という著書の中で「能とは幽玄であるべきだ」と述べている。
演者
能が上演される時、能舞台の上には大きく分けて、登場人物を演じる役「シテ方・ワキ方・狂言方」、合唱を担当する役「シテ方」、楽器を演奏する役「囃子方」が登場する。 シテ方、ワキ方、狂言方、囃子方という4つのパートの能楽師たちがそれぞれの役割を専門に演じることで1つの能が上演されている。
シテ方
シテ方には5つの役割があり、その中の1つを専門に受け持つのではなく、それぞれの役割をその都度分担していく。
シテ 主役。1つの役に1役だけである。「演技をする人」「役者」という意味がある。
ツレ 主にシテの同伴者であるが、重要な