ボーラ・サイクロン

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2020年1月31日 (金) 07:15の版
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ボーラサイクロンは1970年11月12日に東パキスタンのボーラ地方(バングラデシュ)とインドの西ベンガル州を襲った超大型サイクロンである。ベンガル沖で発生したサイクロンは勢力を強めながら北上し、カテゴリー3相当のハリケーンになり東パキスタンに上陸した。サイクロンは最盛期には最低中心気圧966mb、最大風速51m/sに達し、ベンガル湾の標高が低い島々では、高潮により潮位が最大10mも上昇したとされ、沿岸部の村々では家屋の85%が全半壊し、9000隻の沖合漁船が破壊されるなど壊滅的な被害を受けた。ベンガル沖の沿岸部はサイクロンに対して非常に脆弱であることで知られており、最も被害が大きかったダズムッディンでは人口の45%以上に上る8万人以上が命を落とした。このサイクロンによる被害は全体で死者30万~50万人、被災者360万人、被害総額8640万米ドルと推定される。東パキスタンの政治指導者と国際社会は、被害発生後にパキスタン政府の救助活動が消極的だったことを激しく非難した。この結果12月の選挙にて野党のアワミ連盟が東パキスタンで地滑り的圧勝をおさめ、翌1971年には東パキスタンと中央政府間の政争が激化して遂にバングラデシュ独立戦争が勃発した。さらに同年12月には第3次印パ戦争へと拡大し、結果として新国家バングラデシュが建国されることになった。2000年以降は、1970年と同規模のサイクロンが襲っても志望者の数は、せいぜい数百人規模にまで減る。その理由として、高床式のサイクロンシェルターが建設される。 引用 http://sp.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/6/3680.html


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