ノート:2ページ

出典: Jinkawiki

(版間での差分)
2020年1月31日 (金) 16:11の版
Daijiten2014 (ノート | 投稿記録)
(1.アダムスミス)
← 前の差分へ
2020年1月31日 (金) 16:12の版
Daijiten2014 (ノート | 投稿記録)
(見えざる手)
次の差分へ →
9 行 9 行
自由に個人の利益を追求させ、競争させることが社会全体の利益の増進に立つという主張した。 アダムスミスは「国富論」において、フェアプレイの原則に基づく自由競争こそ見えざる手による社会の繁栄をもたらすとし、一切の保護制度を廃止すべきであると主張した。 自由に個人の利益を追求させ、競争させることが社会全体の利益の増進に立つという主張した。 アダムスミスは「国富論」において、フェアプレイの原則に基づく自由競争こそ見えざる手による社会の繁栄をもたらすとし、一切の保護制度を廃止すべきであると主張した。
 アダムスミスのこのような主張は独占的商業資本と重工の結びついてとった貿易の独占とそれによる金銀の蓄積を主目的とした重商工業に対抗するものであった。しかし、同時に国際的な自由貿易を求める運動にも結びついていた。  アダムスミスのこのような主張は独占的商業資本と重工の結びついてとった貿易の独占とそれによる金銀の蓄積を主目的とした重商工業に対抗するものであった。しかし、同時に国際的な自由貿易を求める運動にも結びついていた。
 +
 +== 見えざる手 ==
 +
 +アダムスミスは富は労働の生産物であるから,生産的労働を使用する農工業部門に資本を投下し、分業化、機械化を進めて労働生産力を高めれば国富は増大すると主張した。
 + 一方、近代的個人の利己心の経済活動の動機として認め、個々の資本家がそれぞれ最大の利潤を追求して最大の労働を維持すれば、社会の全生産物の価値は最大となり、これに相応する社会の年収、すなわち利潤や資金も最大になる。したがって個々人は私の利益だけを追求して自由競争していくうちに、見えざる手に導かれて、みずから予期しなかった目的を、繁栄と調和を達成することになると考え、国家干渉の排除となることとした。

2020年1月31日 (金) 16:12の版

アダム・スミスは、18世紀後半のイギリスの哲学者、思想家である。産業革命が進行する中、著書「国富論」において自由主義経済論を打ち立てた。その打ち立てた「国富論」は経済学を初めて科学的に体系づけた大著で、重商主義を批判して自由放任主義の経済を説いた。

アダムスミス

アダム・スミスは、18世紀後半のイギリスの哲学者、思想家である。産業革命が進行する中、著書「国富論」において自由主義経済論を打ち立てた。その打ち立てた「国富論」は経済学を初めて科学的に体系づけた大著で、重商主義を批判して自由放任主義の経済を説いた。

自由放任主義

自由に個人の利益を追求させ、競争させることが社会全体の利益の増進に立つという主張した。 アダムスミスは「国富論」において、フェアプレイの原則に基づく自由競争こそ見えざる手による社会の繁栄をもたらすとし、一切の保護制度を廃止すべきであると主張した。  アダムスミスのこのような主張は独占的商業資本と重工の結びついてとった貿易の独占とそれによる金銀の蓄積を主目的とした重商工業に対抗するものであった。しかし、同時に国際的な自由貿易を求める運動にも結びついていた。

見えざる手

アダムスミスは富は労働の生産物であるから,生産的労働を使用する農工業部門に資本を投下し、分業化、機械化を進めて労働生産力を高めれば国富は増大すると主張した。  一方、近代的個人の利己心の経済活動の動機として認め、個々の資本家がそれぞれ最大の利潤を追求して最大の労働を維持すれば、社会の全生産物の価値は最大となり、これに相応する社会の年収、すなわち利潤や資金も最大になる。したがって個々人は私の利益だけを追求して自由競争していくうちに、見えざる手に導かれて、みずから予期しなかった目的を、繁栄と調和を達成することになると考え、国家干渉の排除となることとした。


  人間科学大事典

    ---50音の分類リンク---
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                          
                  
          

  構成