磨製石器
出典: Jinkawiki
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2009年1月7日 (水) 01:51の版
磨製石器とは研磨によって整えられた石器の総称。
通常の石器は、ある石を他の石や動物の骨を使い剥離させたものであるが、磨製石器はそれを他の石などで研磨することにより形を整える。研磨をしない石器を磨製石器に対し打製石器という。
磨製石器をつくるには、砥石でみがく前に、打製石器と同じ粗割りや、かたく頑丈なたたき石で凸部をコツコツたたきへらす、敲打という技法がつかわれる。これである程度表面の凸凹をとり、後の研磨の工程を短縮できる。最終工程の研磨には荒研ぎから仕上げ研ぎまである。粗粒の大きな砥石で水をかけながらとぎへらし、全体の形をととのえる。
磨製石器には、打製石器の頃からあった石斧・石鏃・石刃の他に、石棒・石皿・磨石・磨製石斧・石錐などが新たに作られた。
磨製石器が使われていた時代を新石器時代であり日本では縄文時代にあたる。
参考
第一学習社「新編日本史図表」
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