シュタイナー教育 クラス担任

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2009年1月27日 (火) 15:14の版
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シュタイナー学校は教師に何を求めるか シュタイナー学校は教師に何を求めるか
クリストフ・ヴィーヒェルト 入間カイ訳 クリストフ・ヴィーヒェルト 入間カイ訳
-水声社 2007+ 
 +水声社 
 +2007

2009年1月27日 (火) 15:15の版

シュタイナー学校では、設立当初からクラス担任の教師は八年間、上級学年への移行まで、同じクラスを受け持ち続けることが意図されていた。

シュタイナーの代表的なものとして、

『授業において、子どもが七歳から八歳の間に何かをイメージで与え、その後十三歳、十四歳のころに、ふたたび何らかのかたちでそこに立ち返ることができれば、それ以上に有益で実りあることはありません。まさにこの理由から、ヴァルドルフ学校では、子どもたちができるだけ長い間、一人の教員のもとにとどまれるように試みています。子どもたちは学校に通うようになると、七歳でひとりの教員にゆだねられます。その後、その教員は子供たちといっしょに学級を上がっていきます。これは可能な限り続きます。』

教師は学校での年月を通じて、ひとつのクラス共同体の偏りや一面性を補っていくことができる、と述べている。

『だからこそ、生徒を在学期間を通じてずっと預かっていることが重要なのです。そして、だからこそ、毎年、生徒を別の教師の手にゆだねることは、あまりにも狂った制度なのです。』

シュタイナーの願いは、多くの親たちの願いでもある。 重要な観点としては、長年、子どもたちの発達に寄りそって歩むことによって、教師自身もさらなる発達を遂げるということがある。 これによって、教師にとっても、授業はその都度新しい体験であることが保証される。 教師もともに成長するのである。 教師は教える素材が変化することで、その教師としての能力を変化させるだけではない。 教師自身が変化する。 なぜなら一年生に向き合うときと、四年生、六年生、あるいは八年生と向き合うときでは、まったく異なる態度が必要になるからだ。

こどもたちにとって、教師の変容能力を無意識に体験することは、大きな意味がある。 子どもたちが成長していくにつれて、教師の生徒への関わり方の基調も必然的に変化する。


シュタイナー学校は教師に何を求めるか クリストフ・ヴィーヒェルト 入間カイ訳

水声社  2007


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