国旗
出典: Jinkawiki
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国旗は国家を象徴する旗のことである。公的行事や公的機関では国旗が掲揚され、国家的な弔意を示す場合にはこれを半旗にする。 国旗の起源は、船舶の帰属国を表すものとしても用いられたところから始まったものが多い。陸上で使うか、かつ民間用か政府用か軍用かで国旗が違う国もある。また、国旗の色も厳しく定められている国もあれば、大まかとした語で定めている国もある。 国旗は、その国を象徴し尊厳を表すものとして大切に扱われることが多いが、一方では国家を侮辱する目的で国旗を焼くなどの行為に及ぶことがある。諸外国では現地法に基づき犯罪として扱う場合と扱わない場合に分かれる。
日本の国旗は、法律上日章旗と呼ばれ、日本では古くから、また今日一般的に日の丸と呼ばれる旗である。 国旗及び国歌に関する法律の規定によれば、旗の形は縦が横の3分の2の長方形で、日章の直径は縦の5分の3で、中心は旗の中心。色は地は白地、日章は紅色とされている。
1870年2月27日(明治3年)制定の商船規則に「御國旗」として規定され、日本船の目印として採用された。以後、日章旗は国旗として扱われるようになったが、「国旗」としての法的な裏付けは太政官布告のままであり、法令として存在しなかった。1931年2月、第59回帝国議会において全11条及び附則からなる「大日本帝国国旗法案」が衆議院議員石原善三郎により提案され、同年3月26日衆議院本会議において可決された。しかしながら、貴族院送付後の3月28日、勅令による帝国議会閉会により審議未了廃案となり、続く第60回帝国議会に再提出されたものの、衆議院解散により再度廃案となり、結局成立しなかった。