地球温暖化問題

出典: Jinkawiki

(版間での差分)

2010年8月2日 (月) 21:46の版

地球温暖化とは

この100年間に地球の気温が上昇したり北極の氷がうすくなったと言われている。このようにこれまでになかった速さで地球の気温が上昇していることを「地球温暖化」と言う。地球の気温が上昇すると世界各地の気候が変わり、生き物にさまざまな影響を与える。空気中の二酸化炭素などの「温室効果ガス」には、地面から出される熱(赤外線)を吸収し、空気を温める働きがある。この働きにより、地球は人間や動物、植物が生きていくために適した気温に保たれている。しかし、人間の活動により、大気中の温室効果ガスの濃度が増えると、空気や地表にとどまる熱が多くなり、地球の気温が上昇することになる。


原因・種類

地球温暖化の1番の原因は、空気中の二酸化炭素が高くなったからだと言われている。二酸化炭素は物が燃えると発生するため、石油・石炭・ごみなどを燃やすことによって発生する。私たちは産業を発展させるために大量の燃料を燃やし続けてきた。これによって、私たちの生活は豊かになり、便利になったが、空気中に二酸化炭素を出し続けてきた。大気中に含まれる二酸化炭素などの温室効果ガスには、海や陸などの地球の表面から地球の外に向かう熱を地球の表面に戻す性質(温室効果)がある。18世紀半ばの産業革命の開始以降、人間活動による化石燃料の使用や森林の減少などにより、大気中の温室効果ガスの濃度は急激に増加した。この急激に増加した温室効果ガスにより、大気の温室効果が強まったことが、地球温暖化の原因と考えられている。

温室効果ガスには・二酸化炭素・メタン・一酸化二窒素・フロンガスがある。メタンは二酸化炭素に次いで地球温暖化に及ぼす影響が大きな温室効果ガスである。メタンは、湿地や池、水田で枯れた植物が分解する際に発生する。家畜のげっぷにもメタンが含まれている。このほか、天然ガスを採掘する時にもメタンが発生する。


対策

家庭でできる地球温暖化対策として以下のようなことを行うことができる。

・夏の冷房の設定温度は28℃、冬の暖房の温度は20℃に設定

・使用しない電化製品はプラグをコンセントから抜く

・冷蔵庫に食材をつめこみすぎないようにする

・買い物の際はエコバッグを持ち歩く

・お風呂は家族で間隔を開けずに入るようにし、追い炊きをしないようにする

・お風呂の残り湯を洗濯に使う

・車を停車させるときは周囲の状況を見て、アイドリングストップを行う

・なるべく車を使わずに徒歩や自転車で買い物に行く

家庭で使う電気・ガス・灯油・ガソリンなどは必要なエネルギーだが、工夫することで使用量を減らすことができる。家庭生活でできる二酸化炭素削減の取り組みはできることから継続的に実践していくことが大切だ。


参考HP

地球温暖化 http://kankyojoho.pref.aichi.jp/sougou/global/ondanka/index.html

気象庁   http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/portal/chishiki_ondanka/p02.html


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