911事件

出典: Jinkawiki

(版間での差分)

2010年8月10日 (火) 17:16の版

911事件

911事件とは、2001年9月11日にアメリカで発生した航空機を使った地場気宇テロ事件である。ニューヨークで2度、アーリントンとシャンクスヴィルでそれぞれ一度の計4回というテロとしては未曽有の規模で、全世界に衝撃を与えた。この事件がきっかけでアフガニスタン紛争、イラク戦争がおこった。手口はいずれも旅客機をハイジャックし、ビルに初期捜査の段階で犯人はアラブ語を話すアラビア人であると特定され、その後アメリカ政府はこのテロの犯人をサウジアラビア人のオサマ・ヴィンラディンをリーダーとするアルカイダであると断定。彼らが潜伏するアフガニスタンのタリバンに引き渡しを要求した。


アフガニスタン紛争

911事件の影響で始まったのがアフガニスタン紛争である。これは、タリバン政権がアルカイダの引き渡しに応じなかったため、アメリカが中心となって起こった武力衝突である。タリバン政権はアフガニスタン9割を実効支配したが、アメリカを中心とする圧倒的な軍事力によって戦闘は約2カ月で終結し、タリバン政権は消滅した。しかし、アフガニスタン紛争は2001年10月から現在まで続いているため、いまだアフガニスタンの治安は安定していない。アメリカは対テロ戦争の一環と位置付け、国際的なテロの危機をこの紛争の影響で、戦争から逃れるべく多くの難民がパキスタンへ流入し、問題となった。

イラク戦争

直接的に関連はないが、911事件が呼び水となっておきた戦争がイラク戦争である。もともと911事件発生当時の大統領であったジョージ・W・ブッシュはイラクの査察に対する非協力的な姿勢を問題視していた。そして911事件が発生すると、イラク政府はこのテロ攻撃「世紀の大作戦」と称賛した。このときは大統領は否定的な意見を述べるに留めるも、2002年初頭、ブッシュ大統領はイラク、イラン、北朝鮮を大量破壊兵器を保有するテロ国家であると名指しで批判。2003年3月にアメリカが空爆を行い、開戦した。


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