包括的核実験禁止条約
出典: Jinkawiki
(版間での差分)
2011年2月1日 (火) 23:38の版
[編集]
概要
核兵器の実験的爆発を禁止する条約。 地下核実験、平和目的の核爆発、低威力の核爆発を伴う流体核実験など、 爆発を伴う核実験を例外なく禁止することにより、新型核兵器の開発と現有核兵器の維持に制約を課す。
国連総会でのCTBT採択
CTBTは、1994年1月よりジュネーブ軍縮会議において交渉が開始され、 1995年5月のNPT再検討延長会議での決定及び12月の第50回国連総会の決議を踏まえ、 1996年秋までの交渉妥結及び署名を目標に高尚が行われてきたが、インドなどの反対により、 軍縮会議による条約案の採択は断念された。これを受け、条約案を軍縮会議ではなく国連総会において直接、 採択する可能性につき関係国間で検討が行われた。その結果、 1996年9月9日に第50回国連総会再開会期が召集され、翌日10日、 CTBTを採択する旨の決議(共同提案国127カ国)が圧倒的多数の支持(賛成158、反対3、棄権5) を得て採択された。 24日、同条約は署名開放され、我が国は5核兵器に続き、6番目に署名を行った。