さつまいも

出典: Jinkawiki

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目次

歴史

さつまいもが日本へ伝わった道すじは諸説あるが、原産地のメキシコ地方から中国を通って沖縄・九州にたどり着き、江戸時代に広まった。やせた土地でも深く根を張ってよくそだち、同じ面積だと米に比べて5倍は収穫できる。このたくましさから、食料父祖空足全災害で米がない時代に人々の生活を支えた。また、まだ砂糖が手に入りにくかった頃、焼き芋の甘さ、実の色の綺麗さ、おいしさから「SWEET」としての歴史も長い。

品種

日本では食用、でんぷん用、資料用などあわせて20数種類のさつまいもが栽培されている。

中身が黄色の品種

  • 紅赤(ベニアカ) 大正・昭和初期の焼いも屋で使われた品種。きんとんにも向いている。別称「金時」。関東地方中心に栽培される。
  • 紅東(ベニアズマ) 茨城県で生まれた比較的新しい品種。繊維が少なく食べやすい。
  • 高系(コウケイ) 高知県でできた品種。育てやすい品種で、全国的に栽培されている。

 

中身が白色の品種

  • 花魁(オイラン) 実は白で、中心部分だけ紫色をしている。粘性がある。九州から、関東の内陸で栽培するのに適している
  • 太白(タイハク) 埼玉県で作られている。粘性と甘みが強い。苗を育てるのが難しく、つるが長いため収穫するのが少々難しい。
  • 小金千貫(コガネセンガン) 実はふかすと黄色を帯びてくる。皮は白っぽい。

「コガネイモ」と言う名で市場に出ている。

中身が紫の品種

  • アヤムラサキ 九州で生まれた品種。色素を抽出したり、チップスや飴などの加工用に使われている。
  • 種子島紫 数種類ある紫いもの中で糖度が最も高い。別名「種子島ゴールド」。
  • 山川紫  鹿児島県山川町で発見された品種。紫の色素が中心にまで濃く入っている。ワインや焼酎作りに使われている。

参考文献

  • 木村三千人著 「さつまいも史話」 1999年 創風社出版
  • 「越谷中央 地域新聞」 2011年1月21日号

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