アン・ボニー
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概要
アン・ボニーとは、ジョン・ラカムの手下の一人で18世紀のカリブ海で海賊稼業を行っていた女海賊である。
人物
アイスランドで弁護士と女中の間に、アン・コーマックとして生まれる。弁護士である父親と妻は離婚し、その後、父親はその女中とアンを連れてアメリカに移り住む。そこでは父親が農場に成功し、アンは野性的で短気なおてんばな子に育つ。そして、使用人の女の子の腹を食卓用ナイフで刺す、下男をナイフで刺し殺すなどといった事件を起こし始める。年頃になると、自分の生活に嫌気をさし、三流海賊ジェームズ・ボニーと出会い、父親の反対を押し切って駆け落ちして、バハマに移住した。22歳の出来事であった。
海賊としての生活
移住してからしばらくして、1719年5月にアンはジョン・ラカム船長とバハマの居酒屋で出会う。ラカムは、海賊を廃業して法を守る市民としてという特赦で陸に上がっていた。そんなラカムが再び海賊稼業を再開すると決めたとき、アンはかつての夫に別れを告げ、ラカムの手下に加わった。そして、港で帆船を盗んで海に出航した。船での掟では、女性の乗船を認められなかったため、アンは男装をしていた。だが、海賊仲間の中では女性ということは、広く知られていた。そして、出航してからまもなくしてもう一人の女海賊メアリ・リードと出会うこととなる。アンは銃の名手だったとも言われている。
その後
1720年10月に、バハマ総督によってラカムの海賊船が捉えられる。アンは、メアリーと共に抵抗をしたが捕えられてしまう。 1720年11月28日に、アンとメアリーの2人の裁判が行われ、死刑と宣告される。だが、2人は妊娠ということを告げ、刑の執行は延期となった。 しかし、2人に死刑が執行された記録は残されていない。
参考文献
「スタンプ・メイツ、切手で綴る大航海物語」http://www.k5.dion.ne.jp/~a-web/Eng/Gv-jAn.htm
「不思議館 史実に隠された衝撃的な話」http://members.jcom.home.ne.jp/invader/works/works_7_h.html
(Shadow)
