相田みつを

出典: Jinkawiki

(版間での差分)

2013年8月8日 (木) 09:45の版


書家、詩人

目次

生い立ち

1924年 (大正13年)5月20日 栃木県足利市で生まれる。

1937年 旧制栃木県立足利高校に入学。     中学卒業年次に山下陸奥の主宰する歌誌「一路」に参加。     歌会で曹洞宗興福寺の禅僧・武井哲応老師と出逢う。     その後、独自の世界観を書にして表現。

1953年 関東短期大学夜間部国文科卒業。

1954年 足利市で第一回個展を開催。以降、全国各地で展覧会を行う。

1984年 『にんげんだもの』 (文化出版局)を出版し、ベストセラーになる。

1986年 『週刊ダイヤモンド』誌に「おかげさん」を連載。

1987年 『おかげさん』(ダイヤモンド社)を出版。

     この時期から作品が広く知られるようになる。

1991年 『いのちいっぱい』(ダイヤモンド社)を出版。

1992年12月17日  脳内出血により満67歳で永眠。

1996年9月 東京銀座に「相田みつを美術館」を開館。

2003年11月 「相田みつを美術館」を丸の内国際フォーラムに移転。        著書多数。


作品概要

相田みつをは、書家・詩人としておう、誰もまねすることのできない、自分の書、自分のことばを探し求めた。戦時中や戦後の動乱期に青春時代を過ごした。「いのち」の尊さを見つめつつ、独自スタイルを確立し、多くの作品を生み出した。自分の弱さや甘えを正直に、ありのままに打ち明け、人間である自分をあるがままに表現した。書を通じて人間のあるがままを表現した作品は、いまをいきる人々の心中に、ときにはしみじみと優しく、ときには力強く語りかけてくる。 禅の世界では、円を一筆描いたものを円相(えんそう)という。相田みつをは、「円の線が充実していると、中身も充実する。中身が充実すれば、外側も充実するんだね」とよく語っていた。


作品紹介

「にんげんだもの」より

つまずいたっていいじゃないか にんげんだもの


ぐちをこぼしたっていいがな 弱音を吐いたっていいがな 人間だもの たまには涙をみせたっていいがな 生きているんだもの

七転八倒 つまずいたりたり ころんだりするほうが 自然なんだな 人間だもの

参考文献

『本質が見えてくる 最新現代社会資料集』(第一学習社)

『わかり合えば足らぬ わかり合えばあまる』相田みつを(ダイヤモンド社)


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