ごみ

出典: Jinkawiki

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ごみ

ごみは漢字で「塵(ちり)」や「芥(あくた)」と表すことができる。塵は埃(ほこり)のことで、芥は「つまらないもの」、「がらくた」を指す。総じていえば、ごみは汚いもの、不要になったものと定義することができる。ごみは家庭から排出されるほか、大量生産、大量消費を支える製造・流通・販売の場からも排出される。人間が消費、生産を行うすべての場所から出るといってもよい。日本ではごみは「廃棄物処理法 (廃棄物の処理及び清掃に関する法律)」という法律で取り扱われる。ここには、ごみについての定義や分類が記されている。


ごみの分類

日本では廃棄物は「廃棄物処理法」において、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、糞尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他汚物または不要物であって固形または液体のものとされている。ごみはさらにこの「廃棄物処理法」では一般廃棄物と産業廃棄物に分けられている。一般廃棄物の多くは、主に一般家庭の日常生活にともなって生じた生ごみ、不燃性ごみ、粗大ごみなどの生活系廃棄物を指す。これらのごみの処理は最終的に自治体に責任があり、それぞれの市町村は処理計画を独自にたて、その計画に従って回収や処理を行わなければならない。また、自治体ごとに処理のしかたが異なるため、ごみ出しの要領も異なる。一方、産業廃棄物とは利益を生むような事業所から出る廃棄物のうち定められた20種類の廃棄物のことである。その20種類に含まれない廃棄物は一般廃棄物(企業系一般廃棄物)に分類される。小さな商店や事務所では企業系一般廃棄物が主であるが、有料回収の自治体も多くあるため、自宅に持ち帰り家庭ごみに混ぜたりするケースもあるという。産業廃棄物は市町村ではなく事業者自らの責任において自家処理や民間企業へ委託し処理する必要がある。


参考文献

・「ごみ問題100の知識」 左巻健男、金谷健 編集・著 東京書籍 2004

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