BRICs4
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2014年7月25日 (金) 19:40の版
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概要
BRICs(ブリックス)とは、21世紀に著しい経済成長が見込まれるブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の4か国の総称。2003年10月に、米国のゴールドマン・サックス経済調査部による、「Dreaming with BRICs: The Path to 2050(BRICsについての大胆な予測:2050年への道程)」と題する調査レポートにおいて、世界で初めてBRICsという名称が用いられた。同レポートでは、今後の世界経済にとって極めて大きな存在になりうる4か国の経済成長について述べられた。レポートの発表後、BRICsという名称は、成長が著しい発展途上国の代名詞として数多くのメディアに取り上げられ、世界中に馴染みのある言葉として浸透した。
この4か国で経済発展が見込まれる理由の共通点としては、国土が広大で、天然資源が豊富である、人口が多く、若い労働力が豊富にある、労働力単価が安く、低コストで製品を生産できる、人口が多く、市場としても有望である、という点が挙げられる。
また、BRICsの成長スタイルは2つのタイプに分けられる。ひとつは中国とインドでの、生産力を武器にするタイプである。安価な労働力で、この2か国は先進国の生産工場としての機能を満たし、著しい発展を成し得ている。対してロシアとブラジルは、資源の輸出を中心として経済成長を続けている。ロシアでは原油や天然ガスの生産高が世界一であり、ブラジルも鉄鉱石の輸出量が世界一であるなど、両国においての豊富な天然資源の輸出が、経済成長を支えている。