ラムサール条約5
出典: Jinkawiki
2014年7月30日 (水) 12:17の版
概要
ラムサール条約は正式名称を「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿原に関する条約」と呼ばれ、英語で「The Convention on Wetlands of International Importance especially as Waterfowl Habitat」と表記される。 1971年2月2日にイランのラムサールという都市で開催された「湿地及び水鳥の保全のための国際会議」において採択され、条約の規定により、7ヶ国が締約国になってから4ヵ月後の1975年12月21日に発行された。ラムサール条約という名称は採択された都市の名前であるラムサールにちなんでいる。 現在、条約締約国数は168ヶ国、条約湿地数は2185ヶ所、条約湿地面積は208,606,617ha。
日本におけるラムサール条約
日本における条約湿地数は47ヶ所、条約湿地総面積は137,968haで世界の条約湿地総面積の約0.06%。 ラムサール条約の目的は、国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全を促進することである。 条約内には各締約国がその領域内にある湿地を一ヶ所以上指定し、条約事務局に登録するとともに、湿地の保全及び賢明な利用促進のためにとるべき措置を規定している。
釧路湿原(北海道) 伊豆沼・内沼(宮城県) クッチャロ湖(北海道) ウトナイ湖(北海道) 霧多布(きりたっぷ)湿原(北海道) 厚岸湖・別寒辺牛(べかんべうし)湿原(北海道) 谷津干潟(千葉県) 片野鴨池(石川県) 琵琶湖(滋賀県) 佐潟(さかた)(新潟県) 漫湖(沖縄県) 宮島沼(北海道) 藤前干潟(愛知県) 雨竜沼湿原(北海道) サロベツ原野(北海道) 濤沸(とうふつ)湖(北海道) 阿寒湖(北海道) 風蓮湖・春国岱(しゅんくにたい)(北海道) 野付半島・野付湾(北海道) 仏沼(青森県) 蕪栗沼(かぶくりぬま)・周辺水田(宮城県) 奥日光の湿原(栃木県) 尾瀬(福島県、群馬県、新潟県) 三方五湖(福井県) 串本沿岸海域(和歌山県) 中海(鳥取県、島根県) 宍道湖(しんじこ)(島根県) 秋吉台地下水系(山口県) くじゅう坊ガツル・タデ原湿原(大分県) 藺牟田池(鹿児島県) 屋久島永田浜(鹿児島県) 慶良間(けらま)諸島海域(沖縄県) 名蔵アンパル(沖縄県) 化女沼(宮城県) 大山上池・下池(山形県) 瓢湖(新潟県) 久米島(沖縄県) 琵琶湖(滋賀県) 大沼(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県) 立山弥陀ヶ原・大日下(富山県) 中池見湿地(福井県) 東海丘陵湧水湿地群(愛知県) 円山川下流域・周辺水田(兵庫県) 宮島(広島県) 荒尾干潟(熊本県) 与那覇湾(沖縄県)
参考文献 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/jyoyaku/rmsl.html
http://www.env.go.jp/nature/ramsar/conv/
http://kadoyasan.com/swan06.html
(nika)