水の民営化

出典: Jinkawiki

(版間での差分)

2008年7月6日 (日) 13:43の版

世界銀行はIMFとともに、公営だとコストが掛かり非効率だということで、水の民営化を推し進めている。民営化になることにより、水道代が値上がり、それが払えない発展途上国では水の盗難が発生している。

途上国は十分な水の供給が行き届いておらず、生活水を確保するだけでも大幅な時間がとられる。先進国が安全な水を飲んでいるのに対し、濁った水を飲んだり、不衛生な水を飲んだりしているところが多々ある。

GATS(サービス貿易に関する一般協定)はWTO協定の一つとしてスタートした。目的はサービス貿易の障害政府規制の軽減である。途上国は海外から進出してくるサービス業に対し、規制を設けている。また、公共・国営サービスに補助金を与えている。しかし、GATSはこの規制や補助金を「自由競争の障害」だと軽減し、外国企業を含めて自由競争を出来るようにしようと決めた。この決断が水の民営化を行いやすい状況にした。

・世界銀行  第二次大戦後の復興・開発のための融資を目的に、ブレトン-ウッズ協定によって設立された国際金融機関。1946年開業現在では開発途上国の工業開発のための融資が中心。

参考:WTO(ホームページ)


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