オランダの運河
出典: Jinkawiki
(版間での差分)
2008年7月10日 (木) 11:41の版
オランダの国土の約8%を河川、水路、運河が占める。オランダ中に張り巡らされた運河や内陸水路は全部で5000km。昔から水路が交通路として重要な役割を果たしてきた。 アムステルダムは都市計画により建造された5つの大きな運河が街を取り囲み、環状に市街を区画している。運河の数は総計165本。それにかかる橋の総数は1000にも及ぶ。また運河に停泊しているハウスボートには実際に人が生活している。
川は高いところから低いところに流れていきますが、運河は、階段状になっている。そして、段のことなる部分は水門で区切られており、高いところから低いときに流すときには、水門を開け、流れないようにしておくときには、水門を閉じておきます。通常はそれですむのですが、オランダの場合には、海面が陸地よりも高いために、低いところから高いところに水を流していく必要がでてくるわけです。その役割を果たしていたのが風車なのです。 オランダの運河は、基本的な風景であると同時に、水上運送や水上娯楽に利用されていることは、前回書きました。この娯楽は、本当に身近なもので、冬になって凍るとすぐにそこがアイススケート場に早変わりします。大学の人たちは、たいてい研究室や部屋にスケート靴を常備していて、休み時間などを利用して、一滑りします。それだけ至る所に運河があるということです。