オランダの道路

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2008年7月9日 (水) 13:08の版
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・車道・自転車・歩道 ・車道・自転車・歩道
   
- オランダの道路は車道・自転車・歩道がきちんと分かれている。特に日本と比較し異なっていることは、歩道と車道の間に「自転車専用道路」があることだ。これは赤いアスファルトで舗装されていることが多く、自転車は車や歩行者を気にすることなく走る事が出来る。この「自転車専用道路」というのはオランダ以外の国ではまだあまり普及していない。+ 
 +オランダの道路は車道・自転車・歩道がきちんと分かれている。特に日本と比較し異なっていることは、歩道と車道の間に「自転車専用道路」があることだ。これは赤いアスファルトで舗装されていることが多く、自転車は車や歩行者を気にすることなく走る事が出来る。この「自転車専用道路」というのはオランダ以外の国ではまだあまり普及していない。
自転車がこれだけ普及しているので、それなりのルールもあり、自転車は「車両」なので当然歩道を走る事は出来ない。「車両通行止」の標識があったら、「自転車を除く」の補助標識がない限り自転車も入ってはいけない。オランダでは車両は右側通行なので、自転車も当然右側通行になる。右折する時には右腕を水平に延ばし、左折する時には左手を水平に延ばす。道路によっては赤信号でも「自転車右折可」の標識があるところもある。 自転車がこれだけ普及しているので、それなりのルールもあり、自転車は「車両」なので当然歩道を走る事は出来ない。「車両通行止」の標識があったら、「自転車を除く」の補助標識がない限り自転車も入ってはいけない。オランダでは車両は右側通行なので、自転車も当然右側通行になる。右折する時には右腕を水平に延ばし、左折する時には左手を水平に延ばす。道路によっては赤信号でも「自転車右折可」の標識があるところもある。
人口一人あたりの自転車保有率世界一の国、オランダ-。この国が自転車に注目をしはじめたのは1970年代。自動車の普及に伴う事故の増加やオイルショックがそのきっかけであった。地球環境問題への関心の高まりもあり、1990年以降、国の交通政策の中核に自転車が組み込まれていた。政策のポイントは「自転車専用道の増加」「自転車利用者の安全性の向上」「公共交通と自転車との連携強化」「盗難予防」。1992年には、住民投票によって「市街地での自動車抑制」という方針も採択されている。 人口一人あたりの自転車保有率世界一の国、オランダ-。この国が自転車に注目をしはじめたのは1970年代。自動車の普及に伴う事故の増加やオイルショックがそのきっかけであった。地球環境問題への関心の高まりもあり、1990年以降、国の交通政策の中核に自転車が組み込まれていた。政策のポイントは「自転車専用道の増加」「自転車利用者の安全性の向上」「公共交通と自転車との連携強化」「盗難予防」。1992年には、住民投票によって「市街地での自動車抑制」という方針も採択されている。
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・オランダの信号 ・オランダの信号
   
- 車、それも直進、右折、左折、そして、自転車と歩行者が非常に細かく分かれていて、多くの場合それぞれが順番に変わっていく。理屈で言うと、北進の直進、北進の右折、北進の左折、同じように南進の~、東進の~、西進の~、自転車、歩行者というように変わっていく。日本だと歩行者と車は方向が同じであれば、同じときに青になるが、オランダでは車と歩行者は完全に分離しており、車が青のときは歩行者は赤であり、歩行者が青のときには車は赤となる。したがって、日本のように歩行者にしても車にしても、互いに注意して進むという必要がない。つまり格段に安全なわけである。この方式の利点はとにかく安全であるということだ。ただし、きめ細かく変わっていくために、自分の信号が青になるまで非常に長い時間がかかり、青の時間が短いという難点がある。+ 
 +車、それも直進、右折、左折、そして、自転車と歩行者が非常に細かく分かれていて、多くの場合それぞれが順番に変わっていく。理屈で言うと、北進の直進、北進の右折、北進の左折、同じように南進の~、東進の~、西進の~、自転車、歩行者というように変わっていく。日本だと歩行者と車は方向が同じであれば、同じときに青になるが、オランダでは車と歩行者は完全に分離しており、車が青のときは歩行者は赤であり、歩行者が青のときには車は赤となる。したがって、日本のように歩行者にしても車にしても、互いに注意して進むという必要がない。つまり格段に安全なわけである。この方式の利点はとにかく安全であるということだ。ただし、きめ細かく変わっていくために、自分の信号が青になるまで非常に長い時間がかかり、青の時間が短いという難点がある。
・サークル交差点 ・サークル交差点
   
- 交差点が円状態になっており、サークル内は一方通行になっている。そして、サークル内に入って、自分が行きたい道になったら出るという方式である。場合によって異なることもあるが、原則としてサークル内に車がいない時に進入する。サークル内の車が優先、出るときにはその前で方向指示器を点滅する、というルールになっている。最大の利点はおそらく行政的な観点であって、信号経費がいらないことだ。信号の経費というのは、相当に高いもので、設置費用も高く、維持費も相当かかるはずだ。ところが、サークルの場合には、信号経費が一切かからないので経済的である。+ 
 +交差点が円状態になっており、サークル内は一方通行になっている。そして、サークル内に入って、自分が行きたい道になったら出るという方式である。場合によって異なることもあるが、原則としてサークル内に車がいない時に進入する。サークル内の車が優先、出るときにはその前で方向指示器を点滅する、というルールになっている。最大の利点はおそらく行政的な観点であって、信号経費がいらないことだ。信号の経費というのは、相当に高いもので、設置費用も高く、維持費も相当かかるはずだ。ところが、サークルの場合には、信号経費が一切かからないので経済的である。

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・車道・自転車・歩道     オランダの道路は車道・自転車・歩道がきちんと分かれている。特に日本と比較し異なっていることは、歩道と車道の間に「自転車専用道路」があることだ。これは赤いアスファルトで舗装されていることが多く、自転車は車や歩行者を気にすることなく走る事が出来る。この「自転車専用道路」というのはオランダ以外の国ではまだあまり普及していない。 自転車がこれだけ普及しているので、それなりのルールもあり、自転車は「車両」なので当然歩道を走る事は出来ない。「車両通行止」の標識があったら、「自転車を除く」の補助標識がない限り自転車も入ってはいけない。オランダでは車両は右側通行なので、自転車も当然右側通行になる。右折する時には右腕を水平に延ばし、左折する時には左手を水平に延ばす。道路によっては赤信号でも「自転車右折可」の標識があるところもある。 人口一人あたりの自転車保有率世界一の国、オランダ-。この国が自転車に注目をしはじめたのは1970年代。自動車の普及に伴う事故の増加やオイルショックがそのきっかけであった。地球環境問題への関心の高まりもあり、1990年以降、国の交通政策の中核に自転車が組み込まれていた。政策のポイントは「自転車専用道の増加」「自転車利用者の安全性の向上」「公共交通と自転車との連携強化」「盗難予防」。1992年には、住民投票によって「市街地での自動車抑制」という方針も採択されている。

・オランダの信号     車、それも直進、右折、左折、そして、自転車と歩行者が非常に細かく分かれていて、多くの場合それぞれが順番に変わっていく。理屈で言うと、北進の直進、北進の右折、北進の左折、同じように南進の~、東進の~、西進の~、自転車、歩行者というように変わっていく。日本だと歩行者と車は方向が同じであれば、同じときに青になるが、オランダでは車と歩行者は完全に分離しており、車が青のときは歩行者は赤であり、歩行者が青のときには車は赤となる。したがって、日本のように歩行者にしても車にしても、互いに注意して進むという必要がない。つまり格段に安全なわけである。この方式の利点はとにかく安全であるということだ。ただし、きめ細かく変わっていくために、自分の信号が青になるまで非常に長い時間がかかり、青の時間が短いという難点がある。

・サークル交差点     交差点が円状態になっており、サークル内は一方通行になっている。そして、サークル内に入って、自分が行きたい道になったら出るという方式である。場合によって異なることもあるが、原則としてサークル内に車がいない時に進入する。サークル内の車が優先、出るときにはその前で方向指示器を点滅する、というルールになっている。最大の利点はおそらく行政的な観点であって、信号経費がいらないことだ。信号の経費というのは、相当に高いもので、設置費用も高く、維持費も相当かかるはずだ。ところが、サークルの場合には、信号経費が一切かからないので経済的である。


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