国際宇宙ステーション

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'''概要''' '''概要'''
国際宇宙ステーション(ISS)は、アメリカ合衆国、ロシア、日本、カナダ及び欧州宇宙機関 (ESA) が協力して運用している 国際宇宙ステーション(ISS)は、アメリカ合衆国、ロシア、日本、カナダ及び欧州宇宙機関 (ESA) が協力して運用している
-宇宙ステーションである。一般に宇宙空間で人間が長期にわたり滞在することを可能にする構築物である。+宇宙ステーションである。ISSの正式名称は、「International Space Station」である。
-ISSの正式名称は、「International Space Station」である。+地球及び宇宙の観測、宇宙環境を利用した様々な研究や実験を行うための巨大な有人施設である。一般に宇宙空間で人間が
-地球及び宇宙の観測、宇宙環境を利用した様々な研究や実験を行うための巨大な有人施設である。+長期にわたり滞在することが可能である。
地上から約400km上空の熱圏を秒速約7.7km(時速約27,700km)で地球の赤道に対して51.6度の角度で飛行し、 地上から約400km上空の熱圏を秒速約7.7km(時速約27,700km)で地球の赤道に対して51.6度の角度で飛行し、
地球を約90分で1周、1日で約16周する。なお、施設内の時刻は、協定世界時に合わせている。 地球を約90分で1周、1日で約16周する。なお、施設内の時刻は、協定世界時に合わせている。
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 +国際宇宙ステーション(ISS)は、国際パートナ各国がそれぞれに開発した要素(パーツ)で成り立っています。
 +基本的には各要素を担当の国が責任を持って運用し、全体のとりまとめを米国が行います。
 +各要素の打上げには、米国のスペースシャトルやロシアのロケットが使用されます。物資補給には米国、ロシア、ESA、
 +そして日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)が重要な役割を果たしています。
'''役割''' '''役割'''
-物質科学や医学・生命科学などの分野の実験環境を提供するとともに、月惑星探査などの手がかりにもなりうる。しかし、+物質科学や医学・生命科学などの分野の実験環境を提供するとともに、月惑星探査などの手がかりにもなりうる。また
-その本質的な目的は、人間の長期滞在そのものである。+ISSから撮影された画像情報は災害救助に役立ち、新素材によって製品が改良されたりなど様々な活動を行われている
 +しかし、その本質的な目的は、人間の長期滞在そのものである。
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 +'''参加国'''
 +米国、日本、カナダ、欧州各国(イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、スペイン、オランダ、ベルギー、
 +デンマーク、ノルウェー、スウェーデン)、ロシアの計15ヶ国が協力
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参考文献 参考文献
佐藤靖(2014)「NASA 宇宙開発の60年」中公新書 佐藤靖(2014)「NASA 宇宙開発の60年」中公新書
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 +http://iss.jaxa.jp/kiboresults/benefits/
投稿者KK 投稿者KK

2018年1月25日 (木) 19:20の版

概要 国際宇宙ステーション(ISS)は、アメリカ合衆国、ロシア、日本、カナダ及び欧州宇宙機関 (ESA) が協力して運用している 宇宙ステーションである。ISSの正式名称は、「International Space Station」である。 地球及び宇宙の観測、宇宙環境を利用した様々な研究や実験を行うための巨大な有人施設である。一般に宇宙空間で人間が 長期にわたり滞在することが可能である。 地上から約400km上空の熱圏を秒速約7.7km(時速約27,700km)で地球の赤道に対して51.6度の角度で飛行し、 地球を約90分で1周、1日で約16周する。なお、施設内の時刻は、協定世界時に合わせている。

国際宇宙ステーション(ISS)は、国際パートナ各国がそれぞれに開発した要素(パーツ)で成り立っています。 基本的には各要素を担当の国が責任を持って運用し、全体のとりまとめを米国が行います。 各要素の打上げには、米国のスペースシャトルやロシアのロケットが使用されます。物資補給には米国、ロシア、ESA、 そして日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)が重要な役割を果たしています。


役割 物質科学や医学・生命科学などの分野の実験環境を提供するとともに、月惑星探査などの手がかりにもなりうる。また ISSから撮影された画像情報は災害救助に役立ち、新素材によって製品が改良されたりなど様々な活動を行われている しかし、その本質的な目的は、人間の長期滞在そのものである。


参加国 米国、日本、カナダ、欧州各国(イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、スペイン、オランダ、ベルギー、 デンマーク、ノルウェー、スウェーデン)、ロシアの計15ヶ国が協力



参考文献 佐藤靖(2014)「NASA 宇宙開発の60年」中公新書

http://iss.jaxa.jp/kiboresults/benefits/

投稿者KK


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