歌舞伎2
出典: Jinkawiki
(版間での差分)
2019年1月15日 (火) 10:52の版
「かぶき」とは、もともと「傾(かぶ)く」という言葉が起源。安土桃山時代から江戸時代に移る時に、豊臣家の残党や、仕事のない浮浪者が巷に溢れていたと言われている。歌舞伎」のはじまりは、今から約400年前の江戸時代のこと。京都で「出雲の国の阿国(おくに)」が「かぶき踊り」を踊ったのが起源とされている。幕府により、「女歌舞伎」が禁止されたのちは、成人前の少年による「若衆歌舞伎」が流行ります。「若衆歌舞伎」では、美少年が女を演じるのですが、これもまた風俗を乱すものとして、幕府に禁止されてしまいます。なぜなら、当時は、美少年は男性からも性の対象として見られるのが当然だったので、美少年である役者をめぐるトラブルが多発したからである。「若衆歌舞伎」が禁止された後に出てくるのが、現代の歌舞伎である原型である「野郎歌舞伎」である。江戸では、初代・市川團十郎が得意の「荒事」を演じ、人々の注目を集める。上方では、「和事(わごと)」という、初代・坂田藤十郎によって完成された、柔らかで優美な演技が流行る。