アーサー王物語
出典: Jinkawiki
(版間での差分)
2019年1月19日 (土) 15:21の版
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アーサー王物語について
・アーサー王物語
「アーサー王物語」というのは、中世ヨーロッパの年代記が5世紀から6世紀にかけて活躍したと伝える、ブリテン島(ブリタニア)の英雄アーサーの誕生から死までを描く1代記を縦糸とし、ガウェイン、ランスロット、ユーウェイン、パーシヴァルをはじめとした円卓の騎士、魔術師マーリン、聖杯の探索、トリストラムとイズールトに悲恋などをテーマにした、本来は別個に発生した多彩な物語を横糸とする、壮大かつ複雑な物語群である。 この物語群の成立に多大な影響を与えたのは、ジェフリー・オヴ・モンマスがラテン語で著した「ブリタニア列王史」であり、初めて網羅的に描かれたアーサー王の生涯を含むこの年代記を、ヴァースは古フランス語により翻案し「ブリュ物語」として発表した。
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アーサー王について
・アーサー王が実在するかしないか
アーサー王を調べるうちにアーサー王は実在するのかしないのかの2つの説が出てきた。 1.実在する
アーサー王物語は、アーサーの生涯を彩ったエピソード群を美化したものに過ぎない。アーサー王物語は史実を潤色したものであるため、物語の字面の背後から史実を探し出すよう努めなければならない。
2.実在しない
アーサー王物語は全くの虚構である。 物語作家たちの想像力の産物である。
この二つの説の橋渡しになる説がある。 ケルト版の神話である。この神話にでる隊長がアーサーなのではという説だ。 このほかにも様々な説があるので議論の余地はあるだろう。