地球温暖化24

出典: Jinkawiki

(版間での差分)

2019年1月19日 (土) 18:36の版

目次

概要

 地球温暖化とは地球の温度が上昇することである。地球全体を平均すると、地表付近の気温は過去100年間の間におよそ0.5度上昇している。重要なこととしては0.5度という気温上昇の大きさよりもわずか100年間で0.5度も上昇したという速さである。
 また地球温暖化は平均気温が上昇するだけでなく、さまざまな地球環境に大きな影響を及ぼすため、世界的な問題となっている。

原因

 地球温暖化が引き起こされる要因としてあげられるものに大気中の温室効果ガスの増加がある。化石燃料の大量消費に伴い大気中に放出された二酸化炭素の量は過去100年間で60~70倍に増加しており、今後も確実に増えていくことが予想される。
 また人間活動に伴う温室効果ガスは二酸化炭素だけではない。その他にもメタンやフロン、亜酸化窒素などがあり、地球全体での量はいずれも年々増えてしまっている。

影響

 1つ目にあげられるものとしてオゾン層の破壊がある。オゾンは地球の気候を特徴付けるとともに、生物にとっては有害な紫外線から守ってくれるカーテンのような役割を担っている。しかし20世紀に発明されたフロンという冷却媒体として優れた人工物質によってオゾンが破壊されている。日本では国際的な動きに合わせて特定フロンの生産を中止しているが、フロンがオゾン層に到達するのは20年後と言われているため、破壊はまだ続いている。
 2つめに海面上昇があげられる。地球温暖化によって南極の氷床は小さくなり、グリーンランドにある雪の堆積面積は約20%も減った。他にも永久凍土の融解や、氷河の後退など異常事態が相次いでいる。これらの影響で19~20世紀の100年間で海面の水位は17cmも上昇した。もし平均2.0度くらいの温暖化があると海面がおよそ50cm上昇すると予想され、日本の砂浜の7割が消滅、また島によっては水没する可能性もある。その他にも異常気象や砂漠化など多くの影響が地球温暖化によって生じている。

対策

 地球温暖化の対策は世界各地で行われている。地球温暖化の対策に向けて「京都議定書」が発行された。その中で日本では「温室効果ガス排出量6%削減」という目標を立てている。また1988年、日本では“地球温暖化対策推進法”が施行され国・地方公共団体・事業者・国民の責任および役割が明記されている。またこれは世界初の地球温暖化防止を目的とする法律である。
 具体的な対策としては“買い物袋をもらわない”“エアコンの設定温度を冷房なら1℃高く、暖房なら1℃下げる”などの日常的なライフスタイルを少し改めるだけで温暖化の進行を遅らせることができる。

参考文献

加藤尚武(2001)『地球環境読本』丸善株式会社
地球温暖化白書http://www.glwwp.com/
僕らの地球 球温暖化教室 http://www.gwarming.com/


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