嫉妬

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参考文献:山内 昌之(2004)「嫉妬の世界史」新潮社 参考文献:山内 昌之(2004)「嫉妬の世界史」新潮社
- +     山本 博文(2005)「男の嫉妬:武士道の論理と心理」
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2019年1月23日 (水) 12:02の版

 喜怒哀楽と共にだれしも無縁ではいられない感情の一つ「嫉妬」。世界には嫉妬がきっかけとなった事件も多くあり、人間の七つの大罪の一つに数えられる程である。そんな時に可愛らしく、時に恐ろしいこの感情はどういったものなのか、またこの感情によってどんなことがもたらされてきたかを私たちは知るべきではないだろうか。

嫉妬とは

 嫉妬とは自分より優れている者や恵まれている者をねたみそねむこと、また自分の愛する者や心を引かれる者の愛情が他の者に向くのをうらみ憎むことである。


嫉妬の弊害と効能

 男女問わず嫉妬は厄介な感情である。嫉妬して人陥れることや害を与えることを「嫉害」や「妬害」と呼ぶ。皇帝を有能な実子や側近への嫉妬に駆り立て猜疑心を深くさせる術策は、現代の組織でもゆうに通用するものである。嫉妬はいきすぎると心中に鬱屈をもたらし本当の自分を見失ってしまう危険が大きくなるが、適度の嫉妬であれば健康を維持する体内の自動調節作用のような動きをするかもしれない。しかし、すさまじい嫉妬にさらされることに快感を得る成功者も多い。特に芸術や芸能の世界では人に嫉妬されるくらいでなければ良い仕事はできない。成功者は自分の考えた通りに人生や仕事がうまっくいった話を他人に聞かせたくなるものだが、周囲人間が鼻じろむため、思いがけなく成功したとでも言っておいた方がよい。

嫉妬されない方法

 一部の人を除けば受けたくない嫉妬、しかしそれを避ける方法には消極的なものが多い。簡単なものでいうと口を慎むことだろうか、人を言葉で刺激しなければねたみを受けずに済むだろう。ただし無口で不快と思われる可能性は少なからずある。他にも徹底して能力を隠すなどがあるが、おそらく一番は謙抑にしていることだろう。人々への感謝を忘れず、自らを誇示したりしなければ嫉妬の対象にはなりずらいだろう。


参考文献:山内 昌之(2004)「嫉妬の世界史」新潮社      山本 博文(2005)「男の嫉妬:武士道の論理と心理」 HN:パラダイス★


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