フジテレビ抗議デモ
出典: Jinkawiki
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概要
フジテレビ抗議デモとは、2011年8月~9月に東京で行われたデモ活動のことである。
経緯
2011年7月下旬、俳優の高岡蒼甫の「8(フジテレビ)は今マジで見ない。韓国のTV局かと思うこともしばしば」「韓流って言葉すごく怖い」といったツイッター上の発言をきっかけに、それ以前からネット上で「嫌韓流」を主張する人々(ネット右翼)が主となって(彼らの意見に触れ信じた女性も多い)、韓流の偏向報道への異議申し立て、韓流文化を用いた日本への間接侵略の阻止を目的としてデモが行われた。 デモは、8/7、8/21、9/17、10/15に行われ、参加者はそれぞれ2500人、数千人、2600人、550人であった。 デモで火が付いた「ネット右翼」の嫌韓活動は、のちにフジテレビの大手スポンサーである花王の商品不買運動に発展した。
評価
長谷川豊(元フジテレビ社員)は、このデモを「ネットの声が大メディアに勝利した歴史的な事態」と述べた。烏賀陽弘道(ジャーナリスト)は比較的デモをしないといわれる日本人の若者が数千人規模のデモを開催した事実は大きいものであり、日本人の外国嫌いは重要視しなければいけないと述べている。 韓国のインターネット上でも、「自国のテレビなのに外国の報道ばかりなのが嫌と感じることには共感できる」と、高岡の意見に賛同するものが八割ほどあったとされる。 TV局はあくまで商売のために動いているため、TVを用いた文化の乗っ取りという意見は見当違いとの意見も存在する。実際韓流ドラマやK-POPは高視聴率を記録しており、2011年は大規模な韓流ブームも起こっていたため、TV局側の誇張は多少なりともある可能性があるが、捏造とまでは言い難い状況であった。 個人の能力が十分でない、コンプレックスがあるといった人が、自らが日本国民である点のみで自らを高く評価し、過剰に日本を評価し他国を罵倒しているとネット右翼への批判の声もみられる。
「なぜ、いまヘイトスピーチなのか」前田 朗 三一書房
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