道徳教育

出典: Jinkawiki

(版間での差分)

2020年1月31日 (金) 12:50の版

道徳教育

・道徳教育とは

道徳教育とは、主に学校で児童生徒の道徳性を育む教育のこと。学習指導要領の一部改訂により、2018年(平成30年)4月から「特別の教科 道徳」が全国の小学校で教えられるようになりました。教材を使ってそれぞれの「内容項目」に対する理解を充実させることにより、子供の道徳的な心を養うようです。

・道徳教育の課題

道徳教育は、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、自己の生き方を考え、主体的な判断のもとに行動し、自立した人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性を養う。また、よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため、道徳的諸価値についての理解を基に、自己を見つめ、物事を多面的・多角的に考え、自己の生き方についての考えを深める学習を通して、道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てることを課題とする。

・道徳教育の問題点

現行の道徳教育は、国家が学習指導要領により特定の価値観を「正しいもの」として設定し、子供たちに提示するという内実を有している。 こうした道徳教育は、「正しい」とされた特定の価値観を受け入れない子供への事実上の不利益評価をもたらす恐れがあり、国家による子供たちに対する特定の価値観の受け入れを強制するものとなりかねない。 また、「考え、議論する道徳」が本当に実践されるかどうかが、教員の力量に左右されてしまう。教員にそこまでの力量を求めるのは、教師という職業に就きたいと思う学生を少なくするのではないだろうか。

参考文献

ハンドルネーム Yayu


  人間科学大事典

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