カンボジア王国2

出典: Jinkawiki

(版間での差分)

2020年1月31日 (金) 22:05の版

基本情報


1 面積 18.1万平方キロメートル


2 人口

16.3百万人(2018年IMF推定値)


3 首都

プノンペン


4 民族

人口の90%がカンボジア人(クメール人)とされている。ほか、チャム族、ベトナム人、華僑、その他民族などから構成される。

5 言語

カンボジア語


6 宗教

仏教(一部少数民族はイスラム教)


  歴史

1c 扶南王朝

7c 真臘(チェンラ)が扶南を倒し、 シャム湾の沿岸まで勢力を拡大する。

9c ジャヤバルマン2世が国家を統一、アンコール王朝成立

12c ジャヤバルマン7世が即位 最盛期

14c~ アンコール朝、ベトナムとタイに圧迫されて衰退

1863年 フランス=カンボジア保護条約を締結、カンボジアはフランスの保護国となる

1887年 フランス領インドシナ成立(植民地へ)

1907年 タイよりアンコール地方返還、シェムリアップなど西北部3州がフランス領となる

1946年 インドシナ戦争開始(~1954)

1953年11月9日 シハヌーク国王の名で独立を宣言

1954年 ジュネーヴ会議 カンボジアの独立が国際的に承認

1970年 ロン・ノル将軍らのクーデターにより王政廃止、クメール共和国成立

     ポル=ポト率いる親中共産勢力クメール・ルージュとの間で内戦

1975年 民主カンボジア(ポル・ポト)政権を樹立(国名:民主カンプチア) 極端な政策を強制し、反対する自国民を大量虐殺

1979年 ベトナム軍がプノンペンを占領、ヘン=サムリン政権成立(国名:カンボジア人民共和国)

    反対派のシアヌーク派(王党派)、ポル=ポト派(共産勢力)、ソン=サン派(共和派)は三派連立政権「民主カンプチア連合政府」をつくり、内戦が続く

1989年 カンボジアからベトナムが完全撤退 

    国号を「カンボジア人民共和国」から「カンボジア国」に変更。社会主義路線から転換する。

1991年 パリ和平協定

1993年 暫定統治機構管理下での総選挙が行われた

    王党派フンシンペック党勝利→カンボジア王国が復活

    ラナリット第一首相(フンシンペック党)とフン=セン第二首相(人民党:旧プノンペン政権)の2人による連立政権

1997年 プノンペンでフン・セン派とラナリット派が武力衝突→ラナリット第一首相失脚

1998年 第二回国民議会選挙→フン・センが首相に就任

       ポルポト死亡 

1999年 上院新設、二院制へ移行

     ASEAN加盟

2004年 シハヌーク国王引退,シハモニ新国王即位

     WTO加盟

2008年 第四回国民議会選挙   

     第三次フン・セン首班連立政権発足

2013年 第五回国民議会選挙

      フン・セン首相首班政権発足 

2018年 第六回国民議会選挙

      フン・セン首相首班政権発足 


 政治体制 

1 政体 立憲君主制 2 元首 ノロドム=シハモニ国王(2004年10月即位) 3 国会 二院制     上院:全62議席,任期6年     国民議会(下院):全125議席,任期5年 4 首相 フン=セン(人民党党首)


 経済 

1概況:一人当たりのGDPは1,485米ドル(2018年,IMF推定値)で、ランキングで表すと世界153位である。

2 貿易:輸出額は113億米ドル(2017年,カンボジア商業省統計)。

3 財政:国家予算の約3割を外国支援に依存。税収拡大による歳入増加が課題。

4 通貨・為替レート : リエル(1米ドル=4,081リエル,2019年7月末時点。カンボジア中央銀行資料)

5 資源・エネルギー:石油・天然ガス及び銅等を探鉱。

6 主要産業:農業(GDPの25.0%),工業(GDPの32.7%),サービス業(GDPの42.3%)(2017年,ADB資料)

7 経済協力(単位:百万ドル,出典:CDC):日本(119),オーストラリア(51),米国(71),EU(55),中国(265),ADB(109),世銀(20)


 カンボジアの現状 

 カンボジアは、ポルポト政権時代おこった革命により、革命の邪魔となるとされた知識人が大量に虐殺された過去を持っている。犠牲者は200万人を超え、当時のカンボジアの人口の三分の一が亡くなったといわれている。これが原因でカンボジアの教育水準は下がり、他のASEAN諸国より経済的にも遅れているのが現状である。  しかし、近年カンボジアは毎年7%ほどの経済成長を遂げている。その一因として考えられるのは、若い労働力だ。カンボジアの2015年の平均年齢は24.0歳であり、この数字は他のアジア諸国よりも若い。若い労働力は、経済成長を進めていく上でのメインエンジンとなっている。世界各国の企業もこの点に魅力を感じ、資本参入が進んでおり、カンボジアの経済は発展し、若年層の収入も安定傾向にある。  暗い歴史を持つカンボジアだが、若い労働力や世界各国からの支援もあり、近年では経済発展が進んでいる。しかし貧富の差や、教育水準の低さなどまだまだ課題は多い。これからも継続的な支援が必要であると考えられる。

http://dtac.jp/asia/cambodia/data.php https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/cambodia/data.html http://dtac.jp/asia/cambodia/history.php  https://www.y-history.net/appendix/wh0202-007.html https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/cambodia/data.html http://hashim.travel.coocan.jp/cambo/cambohistory.htm https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/cambodia/kankei.html


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