オンブズマン
出典: Jinkawiki
(版間での差分)
2008年11月21日 (金) 14:02の版
[編集]
オンブズマン
- オンブズマン(ombudsman)はスウェーデン語で「代理人」「護民官」という意味で、市民の利益を擁護するために、政府や自治体などの行政機関を監視し、行政に関する苦情や意見を受け付け、その調査を行い、行政の適正な運用や迅速な苦情の解決を図る役割を果たす者を指す。1809年にスウェーデンではじめて制度化され、北欧諸国やイギリスなど広く導入されている。日本では、オンブズマン活動は市民レベルあるいは自治体レベルで行われており、行政の一般のみならず特定の地域(福祉、人権、医療事故、労働基準、男女共同参画など)での活動も実施されている。福祉の分野では1990年に東京都中野区で初めて福祉オンブズマンが設置され、また、2000年からは福祉施設についても、オンブズマンのような第三者を含めたさまざまな苦情解決機関の設置が定められるようになった。最近ではジェンダーの視点からオンブズマンではなくオンブズパーソン(ombudsperson)といわれる。