打製石器

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2009年1月6日 (火) 15:47の版
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打製石器とは石をうち欠いてつくった石器のことであり、磨製石器に対する語。ヨーロッパではフリントや黒曜石、日本では黒曜石、サヌカイト、頁岩などがよくつかわれた。川原などの石の一部をわり欠いて刃部をつくっただけの礫石器(れきせっき)から、剥片(はくへん)を整形してするどい刃をもつナイフ、錐(きり)、鏃(やじり)などにしあげた高度なものまで多種多様な石器がある。

打製石器は時代に従って、石を砕いただけの礫器から、薄い剥片を用いた剥片石器・石の中央部を利用した石核石器へ移行し、最終的には細石器が用いられるようになった。

打製石器は旧石器時代にのみ使われたのではなく、新石器時代にも磨製石器と併用されていた。

作り方としては、鹿角や硬木の重量のある軟質ハンマーをつかい、石材にふさわしい力加減と正確な角度でたたくと、力がゆるやかに深くつたわり、薄く長い大きな剥片がとれる。鹿角のタガネをつかう間接打法や押圧剥離法でも、精巧な薄い剥片や石器ができる。われにくい石を炉の灰にうめて熱処理する技術もつかわれていた。

種類としては、木材の切り出しや土堀りや武器としなど万能に用いられた石斧。切る削るに用いられた石刃。弓や矢の先端に付け、主に狩猟の道具として用いられた石鏃などがある。


参考 第一学習社「新編日本史図表」 MSN百科事典:http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_1161531479_2/content.html


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