独占

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目次

独占

 

 現代の資本主義のもとでは、多くの産業部門において、少数の企業が市場を支配している。これを寡占という。寡占企業は市場占有率(マーケットシェア)の拡大を目指して、価格、品質、サービスなど様々な競争を行っており、1企業が市場を支配する独占と区別されるが、価格協定や生産調整などの協調的行動をとる場合もあり、この協調的行動は独占企業の行動と類似しているので、寡占も含めて、広い意味で独占と呼ばれる。そのようにして決まる価格は独占価格と呼ばれることが多い。  独占はその形態によっていくつかに分類できる。 


カルテル(企業連合)

 同一産業部門の複数の企業がお互いに独立性を保ったまま、価格・生産量などで協定を結ぶ。しかし、カルテルは抜け駆けによってシェア拡大を図る好機になるため、維持が難しい。  ・不況カルテル・・・不況を切り抜けるために結成されるカルテル。  ・合理カルテル・・・産業の生産体制を合理化するために結成されるカルテル。



トラスト(企業合同)

 同一産業部門の複数の企業が合併などの資本的結合をし、一つの意思のもとに強い独占的支配をおこなう。



コンツェルン(企業統合)

 大企業が株式保有や融資などにより、多くの異なる部門に属する諸企業を支配し、ピラミッド型の系列を作ること。     

  寡占市場のもとでは、価格は一般にさがりにくくなっている(価格の下方硬直性)このような寡占(独占)の弊害から消費者を守り、市場の競争状態を確保するため独占禁止法が制定されている。


独占禁止法

 私的独占、不当な取引制限、不公平な取引方法の禁止の3つを柱とする私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律。公正取引委員会は、カルテルなどの不正行為があった場合、違反者に対して排除措置命令や課徴金などの措置をとることができる。


参考文献

「高校政治・経済」実教出版株式会社    


「新現代社会資料2003」実教出版株式会社    


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