サグラダファミリア

出典: Jinkawiki

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サグラダファミリア(カタールニャ語Sagrada Familia) スペイン・バルセロナに建設中の教会。正式名称はEl Temple Expiatori de la Sagrada Famíliaで、日本語で聖家族教会や神聖家族聖堂と呼ばれている。アントニオ・ガウディの代表作であり、今なお建設中の建造物である。 サグラダファミリアの着工が始まったのは今から120年以上前の1882年3月19日。民間カトリック教会「サン・ホセ協会」が貧しい人々のためにと計画を立て、初代建築家フランシスコ・ビリャールが無償で設計を引き受けたのが事の始まりであった。しかし、意見の対立により翌年にビリャールは辞任。その後を引き継いだのがアントニオ・ガウディ、本名アントニオ・ガウディ・イ・コルネットである。1852年、スペイン・カタロニアのレウスに生まれた彼はバルセロナ県立建築学校で建築を学び、1878年に建築家の資格を取得している。1883年にサグラダ・ファミリアの建設を受け継ぐと、設計を一から練り直し、1926年に亡くなるまでサグラダファミリアの設計・建設に携わった。 ガウディ死後も依然建設作業は進められており、多くの建築家が設計、建設作業に当たっている。近年では2005年、日本人建築家の外尾悦郎氏が手がけた、誕生のファザードの部分がガウディの建築群としてユネスコ世界遺産に登録されている。近年の予測では完成は2256年頃と言われており、建設開始から長年が経過しているので建設作業と並行し、修復作業も行われている。 筆者が2007年の12月に実際にサグラダファミリアを訪れた時の印象としては、バルセロナ市内の中心地にありながらその大きさと装飾のきめの細かさに圧倒された。建物の近くで見ると外壁には幾つもの彫刻が施されており、内部にはきれいなステンドグラスのある大聖堂が建設途中で公開されていた。また、内部には設計図や記録写真などが展示されており、サグラダファミリアの建設には本当に多くの人々が関わっているということを感じ取ることができた。

参考文献 「ガウディ」 J・バセゴダ著 岡村多佳夫訳 美術公論社      「アントニオ・ガウディとはだれか」 磯崎新著 王国社      「ガウディの言葉」 入江正之編 彰国社      「サグラダファミリア入館案内」 


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