小野妹子

出典: Jinkawiki

(版間での差分)
2009年1月27日 (火) 16:16の版
Bunkyo-student2008 (ノート | 投稿記録)

← 前の差分へ
2009年1月27日 (火) 16:19の版
Bunkyo-student2008 (ノート | 投稿記録)

次の差分へ →
9 行 9 行
小野氏の本拠地は近江であり、朝廷のある大和(奈良)とは少し離れており、その一族にいた妹子は当時は全くの無名であった。だが、その優秀さをいち早く見抜いた聖徳太子によって、遣隋使の大役を任された。 小野氏の本拠地は近江であり、朝廷のある大和(奈良)とは少し離れており、その一族にいた妹子は当時は全くの無名であった。だが、その優秀さをいち早く見抜いた聖徳太子によって、遣隋使の大役を任された。
-607年(推古15)遣隋使として中国に渡った。冠位は大礼。隋では蘇因高と呼ばれた。この時、当時の隋皇帝・煬帝に太子から預かった国書(「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す」で始まる国交樹立を請う書)を渡し、煬帝から大いに怒りを買った。一年間ほど隋に留め置かれた後、ようやく答礼使の裴世清と共に+607年(推古15)遣隋使として中国に渡った。冠位は大礼。隋では蘇因高と呼ばれた。この時、当時の隋皇帝・煬帝に太子から預かった国書(「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す」で始まる国交樹立を請う書)を渡し、煬帝から大いに怒りを買った。一年間ほど隋に留め置かれた後、ようやく答礼使の裴世清と共に帰国した。妹子はこの時、煬帝から国書を授かっていたのだが、帰国後に天子に奏上した際には、帰国途中に朝鮮半島の百済で紛失(奪われた)したと言った。
翌608年、隋使の裴世清らを伴って帰国。帰途、隋の国書を百済人に奪われたと報告したが、国書の内容が朝廷の期待するものと異なっていたので、自ら破棄したものともいわれる。同年、裴世清らの帰国の際に、「日本書紀」によれば「東天皇啓白西皇帝」の国書をたずさえ、大使として再び隋にわたった。小使は吉士雄成、通事は鞍作福利で、高向玄理・南淵請安・僧旻ら留学生・学問僧8人が随行した。翌609年帰国。その後の業績は明らかではないが、冠位は大徳にまで昇った。 翌608年、隋使の裴世清らを伴って帰国。帰途、隋の国書を百済人に奪われたと報告したが、国書の内容が朝廷の期待するものと異なっていたので、自ら破棄したものともいわれる。同年、裴世清らの帰国の際に、「日本書紀」によれば「東天皇啓白西皇帝」の国書をたずさえ、大使として再び隋にわたった。小使は吉士雄成、通事は鞍作福利で、高向玄理・南淵請安・僧旻ら留学生・学問僧8人が随行した。翌609年帰国。その後の業績は明らかではないが、冠位は大徳にまで昇った。

2009年1月27日 (火) 16:19の版

・小野妹子とは

推古朝の官人である。生没年不詳であるとされているが、生まれ年は西暦570年~590年の間と推測される。また、西暦669年6月30日永眠説がある。 近江国滋賀郡小野村(現、滋賀県滋賀郡志賀町)を本拠とし、和珥・春日氏の同族であり、歌人の小野小町、能書家の小野道風は小野妹子と同族である。また、小野毛人は子、毛野は孫にあたる。


・遣隋使として

小野氏の本拠地は近江であり、朝廷のある大和(奈良)とは少し離れており、その一族にいた妹子は当時は全くの無名であった。だが、その優秀さをいち早く見抜いた聖徳太子によって、遣隋使の大役を任された。

607年(推古15)遣隋使として中国に渡った。冠位は大礼。隋では蘇因高と呼ばれた。この時、当時の隋皇帝・煬帝に太子から預かった国書(「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す」で始まる国交樹立を請う書)を渡し、煬帝から大いに怒りを買った。一年間ほど隋に留め置かれた後、ようやく答礼使の裴世清と共に帰国した。妹子はこの時、煬帝から国書を授かっていたのだが、帰国後に天子に奏上した際には、帰国途中に朝鮮半島の百済で紛失(奪われた)したと言った。


翌608年、隋使の裴世清らを伴って帰国。帰途、隋の国書を百済人に奪われたと報告したが、国書の内容が朝廷の期待するものと異なっていたので、自ら破棄したものともいわれる。同年、裴世清らの帰国の際に、「日本書紀」によれば「東天皇啓白西皇帝」の国書をたずさえ、大使として再び隋にわたった。小使は吉士雄成、通事は鞍作福利で、高向玄理・南淵請安・僧旻ら留学生・学問僧8人が随行した。翌609年帰国。その後の業績は明らかではないが、冠位は大徳にまで昇った。


  人間科学大事典

    ---50音の分類リンク---
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                          
                  
          

  構成