北方領土
出典: Jinkawiki
2009年1月27日 (火) 16:46の版
北方領土
北方領土とは択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島のことである。
北方4島
択捉島
概要:千島列島中の最大の島。国後島を隔てて北海道本島に対する。江戸前期から知られ、1855年(安政元年12月)日露和親条約で日本領。第二次世界大戦後、国後島とともにその領有問題でロシアと係争中。面積3183平方キロメートル。(広辞苑)
位置・面積:択捉島は、国後島の北東方22.5kmに位置する全長204kmの島である。3,184平方キロメートル(独立行政法人歩法領土問題対策協会のデータによる)の面積で北方4島のなかで最大である。
国後島
概要:千島列島の最西端にある島。江戸前期から知られ、1785年(天命5)最上徳内の千島探検の基地となり、1811年(文化8)にはロシア艦長ゴロウニンが来航して逮捕された。(広辞苑)
位置・面積:国後島は、根室半島と知床半島との中間、北海道本島の沖合16kmの地点から北東方に位置する全長122kmの島である。面積1,498.8平方キロメートル。
色丹島
概要:歯舞諸島の北東に位置する島。平地に乏しい。近海はタラ・カニ漁の中心。本北海道根室市長に所属。第2次世界大戦後、ロシア(旧ソ連)の統治下にある。(広辞苑「色丹」)
位置・面積:歯舞群島の北東方22kmに位置する。面積は253.3平方キロメートル。
歯舞群島
概要:北海道東端の根室半島納沙布(ノサップ)岬の沖合いに連なる諸島。水晶・勇留(ゆり)・志発(しぼつ)・多楽(たらく)などの島から成り、昆布の産地。歯舞村(現在、根室市に編入)の一部であったが、第二次世界大戦後、ロシア(旧ソ連)の統治下にある。(広辞苑「歯舞諸島」)
位置・面積:歯舞群島は、北海道根室半島の納沙布岬(のさっぷみさき)の沖合3.7kmから北東方に点在する小島嶼、すなわち貝殻島(かいがらじま)、水晶島(すいしょうとう)、秋勇留島(あきゆりとう)、勇留島(ゆりとう)、志発島(しぼつとう)、多楽島(たらくとう)等の島々から成っいる。面積は、水晶島13.7平方キロメートル、秋勇留島2.7 平方キロメートル、勇留島10.6 平方キロメートル、志発島59.5平方キロメートル、多楽島11.7平方キロメートルとなっている。
注意事項
歯舞群島と色丹島は、大昔、根室半島と地続きであったが、土地の陥没などによって離れ島になったといわれている。
人口
戦前(終戦間際)
昭和20年8月15日、北方領土には3,124世帯17,291人の日本人が生活していたとされる。北方領土では漁業が盛んであり出稼ぎ労働者が多かった。そのため。漁期には人口が増加した。
戦後
現在も北方領土は事実上ロシア領となっている。ロシアの統計による2005年時点での北方領土に在住しているロシア人は、16,796人である。尚、統計上歯舞群島には居住者はいない。