かんしょ(さつまいも)

出典: Jinkawiki

(版間での差分)

2009年1月28日 (水) 16:58の版

メキシコを原産地とする温暖な気候を好むいも類の一種。食用のほか、飼料・でんぷん・アルコール原料として利用される。中国が世界生産の大半を占め、日本では主として関東以西で栽培される。

花はピンク色でアサガオに似るが、短日性であることから本州ではあまり開花しない(九州や沖縄では開花する)。このため、種子を効率よく取るためにはアサガオに接木して短日処理する必要がある。

中米原産とされる作物で、これを主食とする地域もある。また、若い葉と茎は一部地域で野菜として食用にされる。

もともとは南アメリカ大陸、ペルー熱帯地方から東南アジアに導入され、そこから中国を経て沖縄、九州、本州と伝わった外来植物で、日本から対馬を経て朝鮮半島へも伝わる。

このため中国(唐)から伝来した沖縄や九州では唐芋(奄美諸島では例外的に薩摩芋)、沖縄(琉球)から伝来した北部九州では琉球藷、九州から伝来した本州では薩摩芋と呼ぶ。

英語のスイートポテト (sweet potato) でも知られるが、日本では単にスイートポテトと言うとサツマイモ料理の一つを指すことも多い。北米では「ヤム」 (yam) とも呼ばれるが、これは、黒人奴隷が、故郷のアフリカで栽培されていたヤムイモと同じ名で呼んだからである。

一部の種類はイポメアの名で観賞用に栽培される(「イポメア」はサツマイモ属そのものを指すので、本来は不正確である)。この種類からもイモは取れるが、鑑賞目的で選抜されたためにイモの味は食用のものには劣る。


かんしょ(さつまいも)の生産国ランキング ①中国②ナイジェリア③ウガンダ④インドネシア⑤ベトナム


参考文献 ・地理用語集(山川出版社) ・2009データブック オブ・ザ・ワールド(二宮書店) ・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%A2


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