岡村天満宮
出典: Jinkawiki
(版間での差分)
2009年1月29日 (木) 12:07の版
横浜市磯子区の住宅街の中に、ひっそりとしたたたずまいを見せる岡村天満宮。 正式な創立年代は不詳だが、由来によると、建久(1190~1199)のころ、源頼朝の家臣が、京都の北野天満宮の分霊をいただき、ここに社を設けたとされている。 境内に横たわる石の牛は、明治42(1909)年地元の有志らにより奉納されたもの。 牛は天神様の使いとされており、その丸みを帯びた像容からは温かさが伝わってくる。この牛を撫でた手で患部をさすると効果があるといわれ、最近では受験生が頭をなでていくという。 そして見るものを圧倒するのが、推定樹齢700年といわれる楠。 その昔、落雷により幹が裂け、そこに溜まる水は霊水と信じられていた。 自然の風化によりオブジェと化してしまった幹は、当時の落雷のすさまじさを物語っている。