オープンユニバーシティ
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イギリスのオープンユニバーシティ
イギリスのオープン・ユニバーシティは、世界有数の「開かれた大学」のひとつである。オープン・ユニバーシティでは、この「オープン」の意味するものとして、「人々に対してオープン」であること、「場所に対してオープン」であること、「学習方法に対してオープン」であること、「信条に対してオープン」であること、「時間に対してオープン」であることを挙げている。オープン・ユニバーシティでは、さまざまな高等教育機会を通じて遂行された学習を評価して，単位、さらには学位などの資格に繋げるという仕組みを持っている。そのひとつが単位移籍の制度で，ここでは高等教育レベルの学習で得た単位を定められたスキームのもとで受け入れ、学位取得のための要件として加算するという仕組みが実施、推進されている。また、オープン・ユニバーシティには、単位累積加算の制度を維持、推進する仕組みも備えられている。全英学位授与評議会が1992年の「継続・高等教育法」の定めにより1993年に解散することに伴って，それまでCNAAが果たしていた単位累積加算を支援する機能を引き継ぐべく、1992年から「オープン・ユニバーシティ評定サービ(OUVS)」が設置された。現在、オープン・ユニバーシティではこのサービスを通じて単位累積加算制度が運営されている。このサービスの中で、オープン・ユニバーシティ以外の教育機関等の組織による教育の質を評価、担保することをも業務のひとつとされている。オープン・ユニバーシティは，1969 年に大学として勅許状を受けて以来、遠隔教育以外にも高等教育のアクセスの拡大を目的としたさまざまな事業を展開している。
